4th. ITM  ダイジェスト       2003  9 月 25 日




 8月29日〜8月31日、岐阜県郡上郡八幡町において「第4回 林業Iターン・ミーティング」(国土緑化推進機構「緑と水の森林基金」助成事業)を開催することができました。 ご尽力いただいた方々、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 スタッフ一同、心よりお礼申し上げます。

 今回はITM史上最多の17都県、色とりどり、波瀾万丈、七転八倒、愛憎悲喜交々な方々と濃厚&ハイクオリティーな2泊3日を過ごすことができました。
 「林業Iターン・ミーティング」は、Iターン(に限らず)林業就業者・就業希望者の情報交換・技術交流・親睦の場であり続けたいと思っています。 そして、継続の中から夢と希望に満ちた提案が生まれ、あちこちで実践して欲しいと願う次第でございます。

毎度遅くて申し訳ありませんが、4th.ITMダイジェストをお送りします。


         アンケートの内容は、こちらからどうぞ    「1」 「2」 「3」 






   
共催の「メタセコイアの森の仲間たち」。
三浦嘉門代表にご挨拶をいただきました。

第2回に続き会場をお借りした
郡上八幡自然園は「メタモリ」のホームグランド。


三浦さんと水野の挨拶の後、他己紹介。
二人一組互いにインタビューをして1分で紹介。 締めは「ITMに期待すること」
第1回から全て参加のMさんに
「これまでのITMを振り返って」を
お話ししていただきました。


NPO法人 Woodsman Workshop

活動報告と言うか、何というか
「私はこう思うのだ」「だからこうしたいのだ」ということでした。


NPO法人 森づくりフォーラム

森林ボランティアの立場からプロとアマの
役割分担についてのお考えも話していただきました。



NPO法人 信州そまびとクラブ

現在プロの森林整備NPO法人は彼らとウチの二つ 
共通点はデカい志とささやかな生活。





できるだけ皆さんのご発言をいただきたいと、
司会進行してみましたが、難しいものです。

認識の共有、温度差を埋めること、
未就林の方もどんどん発言いただける
雰囲気づくりは、まだまだ課題です。



翌朝の実習に備え早めにプログラム終了、
あとは勝手に小分科会の乱立、酔うほどに熱く、
熱するほど過激に!


  
「早く寝ろ!」

     と言うに・・・、
スタッフ棟に移動して、さっそく「とっておき」の栓を抜き、際限なく語られる「現実」「矛盾」「希望」、
夜刊「噂の林業」、真実はココにある!!




まず経験者・未経験者合同で基本をレクチャー。機械の構造、タスキ・ポジションの調整、目立て、目線など。教科書通りでは仕事になりませんが、安全確保は最も重要なこと、ケガしたら稼げません。


「林業新知識」で紹介された、更埴市の北川原さんも参加してくださいました。大まかな評価です。

○印
1. 同心円での修正が容易
2. 刃の角度が一定にできる
3. 作業が早い

△印
1. 現場で対応できない
2. 刃を付け替える手間と伴うリスクが問題
3. 笹刃が数十枚買える(10年分以上)価格
4. 刃に焼きが入ると面倒


総評
刃は切れるが、コストと効果とリスクのバランスに課題、移動の少ない農作業には良さそうです。
1.吊り位置・ハンドル等のバランス調整、タスキの調整、ポジショニングはとても重要です。 
2.エンジン始動。直径内に切ってはいけないモノが無いことを必ず確認すること。
3.足はすり足・目線は常に刃より先・刃は地面に平行・前屈みにならない。
4.一人ずつ刈ってみます、その都度、繰り返し繰り返し、直す点(良い点も)を指摘します。
経験者組は、除伐と下刈り(除伐みたいな場所でしたが)を研修。 多種多様な機械が集まり壮観な光景でした。 操作にも地域色や癖があって、参考になりました。 

末武さんの除伐デモンストレーション  
伐倒木に「受け口」を切っているところ 
無駄なく確かな動作に見入りました。 




皆の注目を浴びながら一人ずつ刈っていきます。
メガホンから末武さんのアドバイスが飛びます。
背丈より高い茂みと絡まったツルに苦しみました。

休憩の合間も技術談に余念がありません。 刃の付け方、アサリの割り方、皆真剣です。 笹刃を使う人が多かったようです。30枚刃と40枚刃の使い分けも興味深いところです。

自分が作業する姿を見ることって無いですよね。
人の姿も改めて見るとよく分かります。

初めに末武さんやベテラン技術者の仕事ぶりを収めたビデオで、サオの振り方や目線、急傾斜地での作業を見ました。 作業後の疲れた体に気合いを入れて、「ほーっ」「へーっ」「ハハハ」「なにー?!」と、楽しい講習でした。 



20:30過ぎに始まった懇親会。
このワイワイガヤガヤが、実はITMの核だったりするのです。 表話に裏話、乱れ飛びます!歯止めは利きません!
心おきなくぶちまけて、必要なだけ取り入れて、
条件は一つ、前向きであること!
いったい何時まで続いたのか?
空が白む頃には寝たのかーっ?


一応挨拶で始まったりして・・・


午前0時を回り 8/31は、Woodsman Workshopの
誕生日、

皆がハッピーバースデーで祝ってくれました。

 
  信州そまびとライブ
一人、また一人・・・。









講演:小川原辰雄先生(長野県青木村在住 青木診療所院長)

シンポジウム・パネラー(敬称略)
小川原辰雄 箕浦一治 (中部森林管理局 名古屋分局)
北川健司 (アウトドアーサポートシステム) 水野雅夫 (Woodsman Workshop)
司会: 杉元政光 (環境ジャーナリスト)


 小川原辰雄先生

 箕浦一治さん

エクストラクター(毒の吸引器)の実演
北川健司さん

   




ハチ毒は、高分子物質から成る毒液のカクテルで、従来言われた蟻酸ではない。



ハチ刺し症には、ハチ毒による局所反応と、抗ハチ毒IgE抗体によるアレルギー反応がある。



人を攻撃するハチの主たるものは、アシナガバチ亜科11種とスズメバチ亜科16種である。



これらのハチは、繭の色や巣の形からも、種を特定することができる。



ハチの被害は7〜9の三ヶ月に集中し、特に8月に多い。越冬雌バチ被害も希にある。



刺される部位は、手、腕、顔面、頭部の順に多かった。



刺された人の約25%が、何らかの全身症状を呈した。刺された部位とはあまり関係がない。



全身反応の症状としては、蕁麻疹が最も多い。



全身反応は男性に多い。



雨が少なく暑い夏に、ハチ刺症は多い。



刺された人の約1%(全身反応の約5%)が、アナフィラキシーショックとなった。



ショックは刺されてから30秒〜数分以内に起こり得る。またショックはめまい、嘔吐、蕁麻疹等の症状から始まっている。



ショックは、刺された部位とあまり関係無く発症している。


ショック例は全例とも、過去にハチに刺された経験をもっていた。


局所の激痛にはキシロカインを注射する。蕁麻疹には抗ヒスタミン、ステロイド剤を注射する。



ショックの治療は寸刻を争う。第一選択はエピネフリン、ただちに静脈を確保して乳酸加リンゲル液等による、抗ヒスタミン剤、ステロイド剤を注射し、酸素吸入。



即応の態勢で臨むには、パラメディカルとのチームワークと、日頃の訓練が大切。



ショック例における、RASTによる血中抗ハチ毒IgE抗体価を見ると、多年にわたって高値陽性を持続するので、長い警戒が必要である。



スズメバチ毒とアシナガバチ毒との間には、共通抗原性があるものと推定する。



症状遅発型の症例にも注意すべきである。1〜2週間後に症状の出ることもある。



ハチの被害を防ぐには、まず巣に近づかないこと。黒色よりは白色の衣服が良い。



缶ジュースや清涼飲料水を野外で飲むのも良くない。ハチが寄ってくる。



野外に出かけるとき、ヘアスプレー、ヘアトニック、香水等の化粧品はつけない。



植林や草刈り作業時は、長靴、地下足袋をはき、長袖シャツ、長ズボン,帽子着用。





ショック経験者に対するエピネフリン自己注射が許可された。