第1回 林業 I ターン・ミーティングの報告       2001 12月 12日





11月30日・12月1日の一泊二日、Woodsman Workshopの初めての事業として「第1回 林業Iターン・ミーティング」を開催することができました。
ご参加いただいた皆様、ご参加をお断りしなければならなかった皆様、ご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

少しばかり当日の様子を紹介させていただきます。

なお、島崎洋路先生、伊藤栄一先生のお話は起稿作業中です。両先生の承諾をいただき次第、「第1回 林業Iターン・ミーティング」報告として、実費にて頒布いたします。
しばしお時間を頂きますがご容赦ください。

是非、「第2回 林業Iターン・ミーティング」以降もよろしくお願いいたします。


                       参加者アンケートの内容は、こちらからどうぞ!




Iターン・ミーティングの幕開け。

体ほぐしを兼ねて、演習林内の
フィールドワークへ。
赤い人が演習林の伊藤先生。


「左に見えますのが・・・」育成天然林施業
(イクテン)を施した落葉広葉樹林。
ぐるっと全部「杉」。真ん中は広葉樹の枯れ木。
「この山は痩せているので杉に伸びがありません、したがって木材としての価値は低くなります」
とかなんとか・・・。
ヒノキとサワラの見分け方は、
「イヤン、エッチさわらナイデ!」
葉っぱの裏を見るとヒノキは「Y」
サワラは「H」もしくは「X」。
アスナロの前でのお話し。
「誰が林業を担うのか」

岐阜県立森林文化アカデミー教授、
島崎洋路先生のお話し。
起稿準備中。 乞うご期待!
横目の島崎先生。
「森にとって人とは」

岐阜大演習林の伊藤栄一先生。
本人も(が)楽しそう。
合わせて起稿準備中。 乞うご期待!!


「演習林にはいろんな木があってね・・」
「カモシカがね・・」

話しは徳川・安政年間にまで遡りました。
二日目の間伐実習に備えて夕食前の伐木講座。岐阜県郡上郡明宝村の末武東(すえたけ あずま)さん。

 「ここが受け口、わかりますかー」

「木の重心を見極めることが肝心です」

2日目。

いざ間伐実習へ
初めてのチェーンソー。

ブーンブーン。
初心者は小径木の玉切りから。
まずは先生が切って見せます。
順番に切ってみます。真剣です。
小径木でも舐めてかかると事故が起きます。
森林文化アカデミーの内田先生に見守られて、
女性もチェーンソーをふかしました。
 「倒す方向をしっかりと確認して!」
 「いいですかー、あそこですよ。あそこに倒すん
 ですよ。」
参加者全員に見守られながら、エイッ!




「 I ターン・ミーティング 」の反省と課題、及び今後の対応

(1) 予定通りの活動ができたが、もう少し時間的余裕を持たせた方がよいのではないか。

 ●フィールドワークでは人数が多すぎた等の意見もあり、プログラムを併行させるなどの
  対応を考えていきたい。

 ●間伐実習において、一人一本は切ってもらえるような時間を確保したい。

 ●2泊3日のプログラム作りも検討していきたい。


(2) 今回はIターン者とIターン希望者とが一緒に行うワークショップだったが。

 ●Iターン者にとっては横のつながりが持てる場として有効な場であった。

 ●Iターン希望者にとっては、情報を得るという意味で不満が残るものであったかも
  しれないため、次回は、事前に意見を集約しておき、それに答える形でのディスカッション
  の場の設定も考えていきたい。

 ●50才代以上の参加者が多かったが、その年代と20才代〜40才代までを同じ枠組みの
  中で考えることは難しいため、50才代以上のニーズに応えることができる場の設定も
  検討していきたい。

 ●Iターン者、Iターン希望者別々のミーティングも考えてみたい。


(3) 各自の名前が分かりにくく、コミュニケーションが図りにくかったという意見があったが。

 ●名簿を準備することも考えたが、プライバシーに配慮し今回は名簿の配付については
  取りやめた。次回からは名札の使用など、何らかの形で対応していきたい。


(4) 寝る場所の確保に困ったが。

 ●一部屋何人いるのかの確認の意味も含めて、各部屋毎の名簿の作成を考えたい。

 ●今回は各種の事情がありできなかったが、次回以降は定員30名を守りたい。


(5) 広報活動についてはどうか。

 ●新聞掲載の後、急激に応募が増え対応しにくくなってしまったため、次回以降、
  告知の方法、時期を考えていきたい。

 ●大学や専門学校への告知も考えていきたい。


(6) 懇親会についてはどうか。

 ●十分な時間があり、参加者相互の交流を図ることができたが、参加者全員で話し合う
  場面も必要だったのではないかという意見もあり、パネルディスカッション等の何らかの
  場の設定も考えていきたい。

 ●直ぐに他者と打ち解けることのできにくい方への対応をスタッフで配慮していきたい。


(7) 当日は寒さが厳しかったが。

 ●実施時期を1ヶ月早める等を検討していきたい。


(8) 今後の講師の予定はどうか。

 ●先進的な林業に取り組んでおられる個人または事業体及び自治体

 ●先進的な考えをおもちの方

 ●素晴らしい技術をお持ちの方

 ●昔から山とともに生活しておられる方

 ●Iターン林業就林者を中心に参加者のニーズとWoodsman Workshopの思いによって決
  めさせていただきたいと思っています。



「 第1回 林業 I ターン・ミーティング 」を終えて

 初めての試みの中で、ご参加いただいた一人ひとりの突き刺さるような目の輝きを感じ、スタッフ一同、緊張感を持ちながら二日間を過ごしました。皆さんの意欲的に取り組まれる姿勢が印象的で、このような催しへの需要の高さを確認できましたと共に、きれい事ではなく、林業現場の生の声を聞き、話すことのできる場の重要性を再認識いたしました。立場の弱いIターン林業就業者が、横のつながりを持つことのできる機会を増やしていくことが、これからいっそう必要となることでしょう。
 森林を中心とした自然環境に多くの関心が集まる今日、何らかの形で林業に関わりたいとお考えの方も多数存在すると思われます。これらの方々に林業の実態を知っていただき、今後の展開に生かしていただくためにも、小さな力ではありますが「林業Iターン・ミーティング」を継続していきたいと思います。あわせて、多発的に連動した動きが生まれてくることを期待しています。
 最後に、講演・講義・間伐実習でご指導いただいた、島崎洋路先生、伊藤栄一先生、末武東先生、内田健一先生、また、スタッフとして活躍してくれた森林文化アカデミーの学生諸君に感謝の意を表しまとめと致します。

NPO法人 Woodsman Workshop