第2回 林業 I ターン・ミーティングの報告       2002 7 月 22 日



<はじめに>

 5月24日〜5月26日、岐阜県郡上郡八幡町に於いて「第2回 林業Iターン・ミーティング」を無事開催することができました。ご尽力いただいた方々、ご参加いただいた方々、ありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
今回は、2泊3日にパワーアップしての開催となり、11府県の方々と充実した3日間を過ごすことができました。

 今後「林業Iターン・ミーティング」が、Iターン林業就業者・就業希望者の交流の場、林業の将来を考える場として定着し、Iターン林業者へのサポート、林業への提言をしていけるようになれば幸いです。

 遅くなりましたが、「第2回 林業Iターン・ミーティング」の様子をお伝えします。


            アンケートの内容は、こちらからどうぞ!   「1」 「2」 「3」 「4」






開会式

代表・水野の挨拶。爽やかな風に吹かれて



共催のNPO法人「メタセコイアの森の仲間たち」
代表・三浦嘉門さんにもご挨拶いただきました
1st.ミーティング&テーマの絞り込み
自己紹介を終えて、各自思うところ問題点などを出し合いました


実験的試み「環境寄席」

環境ジャーナリスト・杉元政光さんの「缶ビールとCo2と森林とこれからの話」
真打、三遊亭洋楽師匠の落語

師匠の専門は江戸の生活&文化、古典落語から紐解く環境問題?
「環境トーク」
最新情報と古典のコラボレーションやいかに?
一日目プログラム終了後の懇親会
実は懇親会がメインだったりする!?
福井からお越しいただいたゲスト・鋸谷茂さんを中心に談笑が続きました

二日目

朝の初心者対象のチェーンソー講習
ベテラン林業家・末武東さんの指導の下、イロハのイを学びました
「木の重心を見極めて、受け口はこうですよー」
「山仕事とかけて芸能人と解く。
その心はどちらもハが命です」お粗末
念入りに目立ての状態をチェックします



鍋敷き製造中
小径の玉切りでも油断大敵です
「何が何してアーダコーダ、切ってる木に被さるようなポジションは×」
末武さんのアドバイス
初心者講習の間、経験組は愛機の手入れ
和やかな時間
鋸谷茂さんの間伐勉強会
主催・郡上郡良質材生産連絡協議会の呼びかけで地元の林業関係者もたくさん集まりました


高層、中層、低層。大事なんだナー、これが」
言語明瞭、意味明快
鋸谷さんは福井の公務員です
公務員もイロイロです
実習地での選木の解説
現場に100人以上は無理があった
反省!!
 胸高直径を基に残す本数を決めます



グルッとチェーンソーで切れ目を入れて、
鉈で上っ側をはつって巻き枯らしのできあがり
「良質材・・」の皆さんが帰られた後、間伐実習開始
「受け口を切るときの注意点は・・・」初心者も経験者も基本が基本です
手取り足取りチェーンソー取り、みんな真剣です
経験者組は技術交流です
みんなに見られると切りにくいモノです
鋸谷さんの林間学校
こういうフレキシブルが良いんだな
予定外のレクチャーに聴き入ります


二日目夜のパネルトーク
パネラーは白鳥町森林組合参事・笠野さん、地元林業家・末武さん、岐阜県森林保全課・黒崎さん、長野県、信州そまびとクラブ・工藤さん、Woodsman Workshop・水野、
司会、Wodsman Workshop曽根
テーマは「Iターン定着への道」
「これからの林業」
「起業の可能性(NPO)など」
チョット、広すぎたかな?
「うーん・・・」
「だ・か・らー・・・」
「・・な、訳ですよ」「しかしなー・・」「納得できん!」
質疑応答
余談ですが、みんなが腕を組んでいるのは悩んでいるのではなく寒いのです
鋸谷さん、一言お願いします
「林業も森林組合も変わらざるを得ないのです・・・」
二日目の夜も懇親会で盛り上がります
分科会が乱立
鋸谷さんの「林業改革の熱意は98℃まで来てる、後の2℃は君たちだ!?」
みんな、奮い立つんだーぁぁぁぁー!!

三日目


働く岐阜県立森林文化アカデミーの学生さん達
毎度、助かります
感謝感謝
間伐実習前のひととき
メタセコイアの木漏れ日の下で
これまた予定外の展開
地元林業家・山下さんを講師にお迎えしました
山下さんの山へお邪魔します
ベテラン林業家×2+鋸谷さんのゴールデントリオから
再度レクチャーを受けます
「この山の管理状態は申し分ありません」
手入れされた山ほど間伐の選木が難しいのです
「選木の際、境界には特に注意が必要です」
「機械の状態を熟知すること、最良の状態に保つこと」
鋸谷さんもかかり木処理を披露



高さ・角度・刃の切れ具合・回転数・バーの上を滑らせる距離・
落下位置etc計算し尽くされた「切り落とし」
初心者は真似をしてはいけません
山下さんの愛機、sthil 026
完璧な目立てに思わず見入る
見守り、見守られます
危険に対しては、即座に怒鳴ってもらえます
閉会式
事故無く終了できました、お疲れさまでした
次回もお会いできることを楽しみにしています
出会いの一つ一つを大切にしていきましょう!




「 I ターン・ミーティング 」の反省と課題、及び今後の対応
<スタッフ反省会>

 (反省点) 間伐講習会の場所の設定がマズカッタ。
○ 今回は、他団体とのからみがあり十分ではなかったが、次回からは考えていく。

 (反省点) 夜寒かった。自然園の設備に関しては言うことはないが、夜の寒さに関しては配慮を要する。
○ 状況に応じて対応していく。

 (反省点) 前回より間伐実習参加者は満足したのではないか。
○ 実習の時間を十分確保できたことがよかったか。

 (反省点) 全体の雰囲気が前回より進んでいた。
○ ある程度具体的に林業に目を向けている人たちが多かったせいかもしれない。

 (反省点) リピーターが少なかったのは、(1)前回の設備・対応の不備(2)参加者のターゲットの絞り方がはっきりしていない(3)林業Iターンブームの低下(4)時期的な問題が考えられるのではないか。
○ 反省重要課題である。

 (反省点) 林業従事者に受けたミーティングだったのではないか。(未就林者、就林者に分かれて実施するべきではないか)。
○ 次回以降考えたい。

(反省点) 就林しようとしている人にとって欲しい情報が得られただろうか?
○ そのためのプログラムも考えてみたい。

 (反省点) 就林者と未就林者の温度差を埋めるため、日程をずらして行うことも可能なのではないか。
○ 可能であると思う。次回は考えたい。

 (反省点) 今回は中級者向けプログラムだった。
○ 日程をずらすとか、初心者向け、中級者向けと分けるとか、運営側のねらいをはっきりさせていきたい。

 (反省点) 事業体(森組・民間)の経営サイドの情報を知るためのプログラムも提供するべきではないか。
○ できれば、そのあたりまでつっこんでみたい。
 
 (反省点) 初心者が増えた場合の安全対策をしっかりととっていく必要がある。
○ 十分配慮していく。

 (反省点) ヘビーな(気の重い)話題が多かった。
○ 悲観的な状況の中でも、後ろ向きではなく、前向きな姿勢で望んでいきたい。

 (反省点) 希望を与えるような内容も取り入れるべきではないか。
○ 悲観的な状況の中でも、希望のもてる話題を積極的に取り入れていきたい。

 (反省点) イメージを具体化させる何かを入れるべきではないか。
○ 考慮したい。

 (反省点) 山下さん(ベテラン技術者)の安全に対する配慮は、Iターンで2〜3年やって馴れてきた者にとっては、とてもいい刺激になったのではないか。
○ このようなプログラムが次回以降も提供できればと考える。



「 第2回 林業 I ターン・ミーティング 」を終えて
<おわりに>

 時代の変化の中で林業は大きな変革を余儀なくされています。木材生産だけが林業だった時代は終わりました。しかし、これまでに確立され磨かれた技術はかけがえのない財産として受け継がれなくてはなりません。また、自然環境に配慮した共生林整備・炭素の固定など新しい造林技術の確立も今後の課題です。

Iターン林業者の増加に伴い、多様な経験と価値観が林業現場に流れ込んできました。林業の閉塞状況を越えるには既成概念にとらわれない斬新な発想が必要です。これまでの知識と技術にIターンをはじめとした多様な発想を加えることで新たなエネルギーを産み出していきましょう。
Iターン林業者はまだまだ劣悪な労働・生活環境を強いられることが多いですが、時代は変わりつつあります。変えていけます。私たちの活動も今は吹けば飛ぶようなモノですが、全国で起こりつつある「未来への試み」にシンクロニシティーの確かな「うねり」を感じています。時同じく山を見つめる者として、うねりの一翼を担っていきたいと思います。

今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

「第2回 林業Iターン・ミーティング」へのお力添え、ご参加ありがとうございました。
「第3回 林業Iターン・ミーティング」でお会いしましょう。