森のコラム

1.アレロパシー(1)


 「クルミの木の下には、他の植物が生えにくい」と言われています。 例えばオニグルミ類は、葉に含まれるユグロンという毒素で他の植物を排除し、生育場所を確保しているのです。このように、植物が毒物質を分泌して他の植物に害を与える作用を「アレロパシー(他感作用)」といいます。

 アレロパシーのおかげで、「クルミには他の植物が寄り付かない」、「ワタクシにはご婦人が寄りつかない」「種子も役に立たないし(サワグルミの実は食べられない)」ってなことで、「まるでさわぐるみのような奴だ」となったわけです。厳密にいうとサワグルミはクルミ属ではなく、アレロパシーの例えには的確ではないのですが(脱線1)、まあ同じクルミの仲間ということで、勘違いもたまには愛嬌ってことで・・・。

 次回はクルミ以外のアレロパシについてお話しします。
 ご静聴ありがとうございました。


 脱線1



ご挨拶
19 「森の回廊」より(3)
18 「森の回廊」より(2)
17 「森の回廊」より(1)
16 光合成(10)
15 光合成(9)
14 光合成(8)
13 春植物
12 樹が水を運ぶしくみ
11 蒸散
10 光合成(7)
9 光合成(6)
8 光合成(5)
7 光合成(4)
6 光合成(3)
5 光合成(2)
4 光合成(1)
3 植物の身の守りかた
2 アレロパシー(2)
1 アレロパシー(1)