森のコラム

こんにちは、Mr.さわぐるみです。
「森のコラム」2回目は、アレロパシーの続きです。

2 アレロパシー(2)

 クルミ以外にも、アレロパシーの作用は多くの植物に見られます。
 チョー有名なのは、セイタカアワダチソウです。セイタカアワダチソウはポリアセチレンという毒素を出し、他の植物を抑えて大繁茂するのですが、最後は茂りすぎが仇となり自分が出した毒で「自家中毒」を起こし、ススキなどに負けてしまいます。ちなみに、ヨモギなども、同じ物質を含んでいます。
 畑で連作すると収穫が悪くなる「忌地現象」も、「自家中毒」が原因の1つと考えられています。もともと何年も同じ作物(エサ)を育てれば、病害虫が大量に寄ってきますけどね。
 奈良の春日大社の近くにはナギ脱線1)の純林があるそうですが、他の植物の侵入を防いだのも、シカの食害を防げたのも、ナギラクトンという化学物質の影響だそうです。
 また、近年は日本企業によるユーカリ植林が海外で行われていますが、ユーカリにもアレロパシーがあり、元の植生が回復しなかったり、農作物にも悪影響がでたりしているそうです。やはり、植林は郷土の樹種で、(できれば日本の山で)行って欲しいですね
ちなみに、森林浴で話題の「フィトンチッド」も、アレロパシーとほぼ同じものです。違いは空気中に揮発する点と、殺菌効果が注目されている点です。

次回は、「植物の身の守り方」です。


 脱線1



ご挨拶
19 「森の回廊」より(3)
18 「森の回廊」より(2)
17 「森の回廊」より(1)
16 光合成(10)
15 光合成(9)
14 光合成(8)
13 春植物
12 樹が水を運ぶしくみ
11 蒸散
10 光合成(7)
9 光合成(6)
8 光合成(5)
7 光合成(4)
6 光合成(3)
5 光合成(2)
4 光合成(1)
3 植物の身の守りかた
2 アレロパシー(2)
1 アレロパシー(1)