森のコラム

こんにちは、Mr.サワグルミです。光合成の4回目ですが、ちょっと脱線して、
森の環境保全機能を測定する意味についてお話します。

7. 光合成(4)

 森林は厳しい気象条件をやわらげ、水源涵養、洪水や土砂崩れの防止、野生生物の生息場所など重要な環境保全機能を果たしています。
 しかし、現状では「ここの森では、これだけの環境保全機能を果たせる」といった効果を目に見える形で表すことは難しく、そのため

1,植林ボランティア
 植樹を単に「美しい自然を残そう」といった抽象的・感情的な目的で行い、団員の献身的な活動に支えられるボランティア団体が多いみたいです。

2,林業界
 「木を伐って売る」事でしか収入が得られないため、森林を単に「木材を育てる場所」として考えがちです。そのため、木材価格が低迷して採算が取れなくなると植林地の手入れを放棄し、山を荒れさせてしまいます(脱線1)。

というように、環境保全機能と実際の森林の手入れはなかなか結びつかない現実があるようです。
 最近「森林の環境保全機能は○○○兆円」というような試算が出ました。森林の環境保全機能を定量化・数値化して明らかにすることで、その意義をよりアピールすることができます。プロジェクトに最も近いのは取りも直さず、林業現場なのです。


次回は、光合成(5)です。 

 脱線1



ご挨拶
19 「森の回廊」より(3)
18 「森の回廊」より(2)
17 「森の回廊」より(1)
16 光合成(10)
15 光合成(9)
14 光合成(8)
13 春植物
12 樹が水を運ぶしくみ
11 蒸散
10 光合成(7)
9 光合成(6)
8 光合成(5)
7 光合成(4)
6 光合成(3)
5 光合成(2)
4 光合成(1)
3 植物の身の守りかた
2 アレロパシー(2)
1 アレロパシー(1)