皆様ご無沙汰でございます、Mr.さわぐるみです。
長い休刊のおかげで気合い十分!コラムを再開いたします。
どこに行っていたのか?とか、何をしていたのか?とか、悩み事があるのか?とか、
また・・・・・たのか?とか、聞かないでください。サワグルミは元気です。こうして皆様の所へ帰ってまいりました。これまでどおり「難しいことを簡単に」を信条に精進いたしますので、ご愛顧のほどよろしく!!
さて、前回は植物が自分で気孔を開け閉めして蒸散を調整する話でしたが、今回はその続きです。)

1.蒸散

 植物体内(主に葉)の水分が空気中に排出されることを、蒸散といいます。蒸散は主に気孔を通じて起こり、植物が自分で調節している点が普通の蒸発とは異なります。
 森林から蒸発散で失われる水の量は、地面や幹からの蒸発に加え、樹木が根から吸い上げた水分の蒸散も加わるため、実は裸地よりも多いのです(脱線)。
一般に森の中は湿度が保たれ、気温も安定しています。それには樹冠による日差しや風の遮断だけでなく、蒸散の働きも関与しています。

 しかし植物から見ると、根から吸収した水の一部は光合成に利用されたり、体を維持するのに必要な水分として蓄えられるのですが、その多くは利用されることなく蒸散して外に出てしまいます。苦労して吸い上げた水をなぜ蒸散させるのかについては、次のようなことが言われています。

1.避けることのできない弊害
 前回にお話しましたが、光合成に必要なCO2を取り込む時に不可抗力で水分を失ってしまうという考え方です。

2.気化熱で葉の温度を下げる。
 葉には日光が必要ですが、日差しが強すぎると高熱のため葉がダメージを受けることがあります。水が蒸発するときに奪われる気化熱で、葉の温度が上がり過ぎないように守っているという考え方です。

3.水に溶けた無機養分を葉に届ける。
 土壌から吸収した無機養分を葉まで届け、不要となった水を捨てているという考え方です。
樹木は何十mもの高さまで水を運ぶことが出来ますが、そのためには蒸散が必要なのです。
このしくみについては次回お話します)。

脱線




ご挨拶
19 「森の回廊」より(3)
18 「森の回廊」より(2)
17 「森の回廊」より(1)
16 光合成(10)
15 光合成(9)
14 光合成(8)
13 春植物
12 樹が水を運ぶしくみ
11 蒸散
10 光合成(7)
9 光合成(6)
8 光合成(5)
7 光合成(4)
6 光合成(3)
5 光合成(2)
4 光合成(1)
3 植物の身の守りかた
2 アレロパシー(2)
1 アレロパシー(1)