脱線1 スプリングエフェメラル 

 直訳すると「春の短い命」です。エフェメラルは「短命な」という意味で、昆虫のカゲロウに由来するそうです。


脱線2 カタクリ(Erythronium japonicum) 

 ユリ科カタクリ属の多年草で、落葉広葉樹林の林床に群生します。ギフチョウが花の密を求めて訪れる事でも有名ですね。ちなみに、花を咲かせるために7〜8年もかけて地下(正式には鱗茎というそうです)に栄養をためるそうで、片栗粉は本来この植物からとったデンプンのことでした。

 また、カタクリの種には、付属物(エライオソームといいます)がついています。エライオソームにはアリを誘引する好物が入っていて、アリが喜んで(?)種ごと巣に持ち帰ります。その後、残った種の本体は巣の外に捨てられ、そこで発芽するのです。以前(3回目)には蜜を出してアリに守ってもらう植物の話をしましたが、カタクリは弁当付きの種を作ることで、アリに遠くの場所に種まきしてもらっているんですね。


脱線3

 ナラ類(ミズナラ、コナラ、クヌギなど)やブナなど、すでに林冠を優占している植物は、一般に林床の低木や草本よりも遅く開葉します。


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ご挨拶
19 「森の回廊」より(3)
18 「森の回廊」より(2)
17 「森の回廊」より(1)
16 光合成(10)
15 光合成(9)
14 光合成(8)
13 春植物
12 樹が水を運ぶしくみ
11 蒸散
10 光合成(7)
9 光合成(6)
8 光合成(5)
7 光合成(4)
6 光合成(3)
5 光合成(2)
4 光合成(1)
3 植物の身の守りかた
2 アレロパシー(2)
1 アレロパシー(1)