脱線1 見かけの光合成量(純光合成量) 

 植物の葉は光合成でCO2を吸収しますが、同時に呼吸も行ってCO2を放出します。両者は区別して計測できないので、植物のCO2吸収量を計測すると、植物が実際に行った光合成量(総光合成量といいます)よりも少なくなります。この値を、見かけの光合成量(純光合成量)といいます。
総光合成量は、見かけの光合成量に呼吸量(≒真っ暗で光合成がゼロのときのCO2放出量)を加えることで求められます。

(総光合成量)=(純光合成量)+(呼吸量)


脱線2

 厳密に言うと、植物は光呼吸(光が当たる時にだけ行われる呼吸)と呼ばれる呼吸も行います。
普通の呼吸(暗呼吸=光の強さに関係ない呼吸)は酸素を使ってブドウ糖から必要なエネルギーを取り出す反応(コラム4の反応式とちょうど逆の反応)ですが、光呼吸はまったく違う仕組みで行われます。過剰な光エネルギーで起こる有害な化学反応を防ぐ為とも言われてますが、なぜ光呼吸を行うのかはまだよくわかっていないそうです。


コラムへ戻る



ご挨拶
19 「森の回廊」より(3)
18 「森の回廊」より(2)
17 「森の回廊」より(1)
16 光合成(10)
15 光合成(9)
14 光合成(8)
13 春植物
12 樹が水を運ぶしくみ
11 蒸散
10 光合成(7)
9 光合成(6)
8 光合成(5)
7 光合成(4)
6 光合成(3)
5 光合成(2)
4 光合成(1)
3 植物の身の守りかた
2 アレロパシー(2)
1 アレロパシー(1)