弥生3月はStep1で始まりました。
陽射しは春でも、風は冬!
5名の参加者と共にふるえながらの一日でした。
今回はまったくの未経験者の方ばかりで、年齢も立場も様々。
とにかく、人工林の今を理解していただくことに時間を割きました。
感想文をいただきましたのでお読みください。


2009年 3月1日、Step 1


 本日は、研修会とても楽しく参加させて頂くことができました。ありがとうございました。忙しくて機会を逃しつつ、念願かなって一年越しに参加した甲斐がありました。

 私が山に興味があり、好きになったのは、鹿児島県の山奥に住んでいた祖父母の家の周りの森で遊ぶのが楽しかったからです。しかし、残念ながら、仕事に追われ自然とかけ離れての生活の中で、全く別世界になってました。TVや新聞等で、林業、日本の山の危機を知る中、子供の頃の記憶がよみがえり、大好きだったあの山をなくしてはならない、何か自分にできることはないか?実際に見てみなければ分からないと思い参加しました。

 まず、座学では、林業の現実を知り、目からうろこが何枚も落ちました。TVや本で知っていたつもりでしたが、本当に自分の知らないことの多さにびっくりでした。日本の森林は、世界でもまれにみる、すばらしい土壌にも関わらず、こんな瀕死の状態であることに、危機感を感じました。立て直すには、担い手の問題、山村の高齢化や日本の木材価値、流通の問題、本当に課題が多いのだと実感しました。

 実践では、まず本格的な山で、内心ちょっとびびりました。。。でもこれが林業従事者の方の危険と隣あわせの仕事であることを多少なりとも感じることができました。
 後、間伐の難しさを痛感しました。未来の森林の状態を思い浮かべながら、木と木との関係、木の状態、土壌の状態、様々な事を複合して考える作業は本当に難しかったです。
 自分が選木して、生かす木と犠牲になる木を決める作業は、心苦しく思いますが、木を生かすための大事な作業であること。又、自分のした仕事が50年100年先、後世に残る誇りと尊敬に値する仕事なんだな〜と。

 チェーンソーの使い方、実習や木に登ったりできたのも、とても本格的で大満足の研修でした。説明もとても丁寧でわかりやすかったです。道具の細かい部分の機能や手入れの仕方、一つ一つの動作がどうしてなのかを教えて頂けるので、分かりやすかったです。
 そして、常に安全を意識しての作業をすすめることの大切さを実感できました。

 (Sさん 愛知県)





 外は風が寒く、鼻がつらかったです。マスクはやっぱり必需品。
難しい計算などでなく、感覚を基準とした、わかりやすいお話や作業方法を教えていただいたのが良かったです。木を登るための道具はもちろん、チェーンソーも初体験でしたが、危険なものだけれど手順や抑えるべきポイント(しっかり固定してからエンジンをかける、作業前に対象物以外のものを切らないように確認を行う)をしっかり抑えれば安全に作業することができるということがわかりました。欲張りをいえば、頭でっかちで、実技が伴っていない自分にとっては、午後の実技の時間がもっと多いと嬉しかったです。とはいえ、これまでの日本の山林、および人工林がたどってきた経緯と、その問題点などは非常に勉強になりました。
 今回の研修を終えて一番に感じたことは、もっといろいろと山を歩き回りたい、ということ。まず、体がぜんぜん動かない。山の中を動き回るための体力がほとんどない。慣れていない。次に、実地の知恵とかをほとんど知らない。あれはどういう木だから何々につかえるだの、どうだの以前に、木の種類さえさっぱり。山林の問題を語らずして山村や過疎の問題は語れない、木々や林業を語らずして山林を語れるか…と。
 今回の研修に参加させていただき、非常に良かったです。
今後とも、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 (Hさん 岐阜県)






 座学では、林業が想像を遥かにこえた問題を抱えていることに驚きました。その問題に対しNPOという立場にある水野さんの真実の見解が聞け、(まだまだごく一部であり、把握できていないことばかりですが)過去から未来へむけての現在の林業のあるべき姿について考えるとてもいい切っ掛けになりました。これを入り口として自分なりに勉強していきたいと思います。

 山での実研修では、まず驚いたのは『危険性』です。私は現在、製造業に携わり現場に出ることもありますが、常に『安全』の意識が高く、業種の差こされそのギャップに驚きました。当然、水野さんは『死なない、殺さない』とご指導されていると思いますが、まだまだ全体では死亡率が下がらないのが現実とのお話。(誤解があったらすいません。)事故があるのに下がらないというのは問題だし、これを下げていくのが林業にとって、とても急務で必要なことであると感じました。具体策はわかりませんが、職人肌の方々含め、組織的な規律と安全作業の標準化が必要でありその重要性共通認識しなければならないと思います。やり甲斐があれば、体力的な重労働には抵抗がなくても、危険な労働には抵抗がある人も少なくないと思います。まだほんの触りだけしか経験していないので、印象にしか過ぎませんが、林業を広めるための1つの課題のように感じました。

 チェーンソーを見たこともなかった私が、使ってみて感じたことは、『まさか、チャーンソーを握ることになるとは』という新鮮な感動です(笑)!でも実際に選木なんかもやってみて自分の頭と手を使って山をつくる林業にはその奥深さから大きな魅力と可能性を感じました。

 今回の研修で得られた1番の収穫は、やはり林業に関して、とても『危機感』をもてたことです。(行政の仕組み、経済との絡み、雇用、環境・・・等)
 商売として手遅れになるだけでなく、林業の遅れが川や海に至るまでの自然環境につながることにはとても驚いたし、誰もが見過ごすことができない現状があり、多くの人が問題意識を持つべきことであると感じました。
 理解を深めていき、微力ながらも私なりの情報発信の仕方、林業との携わり方を模索していきたいと思います。

 (Kさん 愛知県)