3月のStep1から4月12日のStep3に参加されたUさんから
感想文をいただきました。
皆さんに感想文をお願いしているのは、
受講を検討している方の参考にしていただくことはもちろんですが、
受講された皆さんに研修を振り返っていただくことも大切な目的です。
Step2にいらっしゃった皆さ〜ん、
ロープワークのおさらいをしてくださ〜い!ネ。


2009年 3月〜4月、Step 1〜Step 3


 3回の研修会に参加させて頂きありがとうございました。3回目にして初めて太股が筋肉痛になりましたが、2日で回復してまだまだ体力はあると安心しました。
森林に興味を持ち始めたのは、2004年ごろ木工を始めた時、矢部三雄著「森の力」を読んで森林の力・生態・歴史・危機・環境等に問題があることを知り、その後時々本を購入して読んでいたが今年、本の知識ではなく、現場に実際出て経験してみようと思い、研修に参加させて頂きました。

〔STEP1〕 
 午前中の座学にて人工林のこれまでとこれからの説明。間伐の目的は木を成長させる/木の価値を高める為、木の生長は高さは地力・太さは光合成、樹冠率の大切さ、風雪害、植林後30年間は手入れをする(1ha当たり35年で65日程度)、限界成立本数と形状比70胸高断面積、また、流域を集約する流通業の必要性、人工林の70%の700万haが緊急の間伐が必要であると言われたのが特に印象に残っています。

 午後からの実践で選木と道具の使用で山に入る。実際山道を登っている時、足を滑らしたらそのまま下に滑落するのではとかなり不安でした。さらに選木をするために林の中に入ることになるが、急勾配の為、立って行くことができずに、周りのある物なんでも掴みながらほぼ四つん這いになりながら木にしがみ付いて話を聞く。選木を始めると意外と楽しくなり動き回ることができ、決めた木に抱きついて上を見ると、葉のない枝と樹冠の貧弱な木の先、途中で折れている木、今まで見てきた木とどことなく違う、悲しげな木達になんとなく思えてさみしい気持ちになる。その後、梯子を使って上る、高いところは苦手なのだが、安全帯に身を任せて手を放していた。その後チェーンソーの使い方を教えてもらい研修を終わる。

〔STEP2〕
 高山会場にて午前中ロープワークを習う。4種類の結び方を習うが「もやい結び」がいま一つ理解できずに苦労している。伐倒の仕方(受け口の作り方と追い口の入れ方、つるの残し方)の説明と注意事項を聞いて、午後から保護チャップスを付けて伐倒を行う。まず掛かり木対策としてロープをセットして受け口を作る。倒す木に受け口の線をチョークで書いて立ち位置を決めるのだが、足場は平面ではなく障害物もあるので不安定だ。チェーンソーを構えて倒す方向と自分の正面が直角か確認して刃を木に向けるが、刃が水平なのか、左右の角度は合っているのかわからない。とにかく木に書いた線に向ってどうにかなるだろうという気持ちで切り始める。途中で止めて様子を見る。やはり結果はどうにもなっていない。斜めになり、先と手元の進み方は全然違う、何度も繰り返して横の切り口はチョークの所まで行ったので、今度は上から斜め下に切り下ろす。手元は横の切り口に来たが、先はかなり手前のところで切り落としていた。その後何度も切りなおして伐倒方向に直角なかなり歪な切り口ができ、追い口を何度も確認しながら止めながら切り進み、最後に笛が鳴っているのも気が付かず先の方を切りすぎ、平行なつるにはならなく、危険な切り方だと注意を受ける。チェーンソーを使うには立ち位置、姿勢、刃の水平、刃先と刃元の角度、進み具合等色々注意することが多そうだ。

〔STEP3〕
 STEP2で習った掛かり木対策のロープワークとチェーンソーでの伐倒の反復練習。倒した木の枝切りと玉伐りとその危険性を習う。とにかくチェーンソーを使う感覚がなかなかわからない。あと、倒れてくる木は非常に怖い。伐倒時には上、周辺をよく見て注意する事の重要性を身をもって感じることができました。山仕事の一部ですが経験させて頂き、危険で、きつい仕事ですが、やっている最中は夢中になれて、結構楽しく感じることができました。

研修中感じていたことで、間伐利用されずに放置されている杉や檜を何か利用できないかと思っていましたが、帰りの電車の中で読んでいた本に岡山県の津山市(宮本武蔵の故郷の美作)同じことを考えて、檜や杉の新しい乾燥技術を完成させ松を補助的に使うことを大工さんと連携で、すでに20棟以上の木造建築を完成させている人がいることを読み嬉しくなりました。

今後どの様に林業と関わっていくのかまだ分かりませんが、私なりの方法を考えていきますので、今後ともご指導をよろしくお願いします。

                                 (Uさん 東京都)