GWに、三日続けて設定したStep1〜Step3。
おかげさまで、満員御礼!
賑々しい勉強会となりました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
連休で宿泊に不便をおかけしたり、
定員オーバーの不手際でご迷惑をおかけしたりしましたが、
皆さん、助け合いながら、
真剣に、和気藹々と充実の三日間だったと思います。
今回も感想文をいただきましたので、良いところだけ?、アップします。


2009年 5月2日,3日,4日、Step 1〜Step 3


 5月2日、3日、4日と、研修会に参加させていただきました。
林業についての、初歩の研修会でしたが、たくさんの事を経験しました。ここでは、ひとつひとつの経験を書くのではなく、二つの事を取り上げて、報告させていただきます。

一つ目は、配慮いただいた指導の事です。
私は、昨年(H20年)4月から植木職人見習いを始めました。初日から脚立に登り、松のみどり摘みをしました。施主さんの前で質問するな。見て覚えろ、技術を盗め、の世界でした。昔は、そういった伝授方法もあったでしょうけれど、時給いくらで雇われている現代に、見る時間、盗む時間はありません。即、労働力を求められます。
何のためにそうするのか。どのような手順で進めようとしているのか。何を重要視して判断するのか。そういった理解が不可欠に思います。この研修会では、やろうとしていることの全体像の説明があり、歴史や外国事情を込めた「ストーリー」要素をまぶし、受講者へ厚い配慮のあるご指導をいただきました。おかげさまで、木を見る目が成長したと思います。また、間伐時の「ツル」について精魂傾ける必要性が身にしみ、理解できました。

二つ目は、水野トレーナー語録です。
これは、私のブログのコピーを載せ、報告に替えさせてください。
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林業の指導にあたる方の言葉から、教訓をいただきました。

・「ひと手間余計にかける」
  安全についての心得を話されている時のことです。
  刃の先に何があるのか、退避場所はどこか、意識だけでなく、体を動かして確かめること。
  ・・・仕事だけでなく、事にあたる姿勢を言っておられるように感じました。

・「同じ木は、一本も無い」
   その木の伐採方法を決める時、今までの経験だけを頼ってはいけない。
   百本あれば、百本違う。千本あれば、千本違う。万本あれば、万本違う。
   謙虚な気持ちで向かい合うこと。
   ・・・「本」を「人」に替えて、百人いれば百人違う。そうも言えると思いました。
 
・「垂直、水平の感覚を身の内に持つ」
  *垂直と直角とは違う。水平と並行は違う。
   この感覚を身につけないと、千変万化の斜面で仕事はできない。
   あえて言葉を付けるなら、絶対垂直と絶対水平の感覚を持つこと。
   ・・・心に、ぶれない指標を持たなくては。
   ・・・いつもキョロキョロしているようでは、まだまだ修行が足りないのです。

・「指導目的の第一は、死なない殺さない、生きて林業を続けること。
  目的の第二は、林業の生産性を高めて活性化すること。」
  *指導者の心得として、誌上で述べておられます。
   毎年、死者40人という危険な仕事だから、
   目的の第一に生きることを挙げられているのでしょう。
   ・・・「死なないで生きること」から
      「人間(じんかん)で、死なずに自他を活かすこと」を想いました。

木に対峙して教わることは、人に対峙しての教訓、の観がしました。
( 覚えている言葉はそのままではなく、私の主観も入れて書きました。)
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熱心にご指導いただき、他ではできない経験をさせていただきました。ありがとうございました。
ふと、背後を見ると、北アルプスの山々がきれいだったことも印象に残っています。

手紙風になってしまいましたが、感謝を込めての報告とさせていただ
きます。
皆様の、ご自愛ご活躍をお祈り申し上げます。        
 (Hさん 東京都)
 



 私は、自然、とくに鳥や森が大好きです。自分の家を地元の木材で建てようとしていることもあり、杉やヒノキがどんなふうに育てられ、材木になっていくのか、その生まれ場所を知りたかったのです。そして、長いこと手入れをされていない人工的に作られた森を再生するにはどうしたらいいのか、知るために飛び込みで参加しました。そんな素人動機からの参加ですから、チェーンソウを扱うのも怖くて及び腰でした。木を伐ること自体に罪悪感さえありました。自分と同じだけ生きてきた何十メートルの木を伐り倒すことは、悲しくさえありました。 けれども、水野さんから日本の人工林の歴史、現実を学ぶうちに、そして目の前に黙って立ち並ぶ太さ、高さ、姿、さまざまな木々の観察しているうちに、「人工林は、伐らないほうが残酷なのだ」ということが腹に落ちてきました。3日間の座学、観察、実習をとおしてその理由が、わかりました。
 伐倒はとても危険な作業でした。チェーンソウの威力はものすごい。伐る人はチャップスという下半身を切断から守る分厚い前垂れを着けます。災害を回避する策のひとつひとつにも、この仕事の危険性やレベルの高さを実感しました。そして倒れてくる木の重みは地面を揺るがす程です。「逃げて!」と言われて退避した時の緊張はいまもリアルによみがえります。
 私たち一人一人に合わせて丁寧に指導してくださる水野さんの根気強いこと。一本倒れるごとに全員でその切り株を囲んで、評論会。プロセス全体をトータルに解説してくださったおかげで、一回一回の伐倒がみな違い、臨機応変が大事、ということもよくよく理解できました。
 技術、理論、指導力、お笑い4拍子揃ったほんまにスゴイ先生です。
ご一緒に学んだ参加者の方々の人柄の温かさと本気さにも感動しました。よいしょっ、よいしょっ!と掛け声を合わせてみんなで引いたロープ、一緒にかいだ、伐られたばかりの生木の香り。みなさんに助けられて、あぶなっかしい私も落伍せず、なんとか無事に修了できました。
 また森の代弁者・そまびとプロフェッショナル水野さんのもとでご一緒に学べたらうれしいです。チェーンソウももう怖くない。次のチャンスを首を長くして待っています。
 (Tさん 大阪府)




 5月3,4にかけて、Step2,3に参加しました。
寺子屋に何回か参加させていただいて、毎回思うことですが水野さんのかゆいところに手が届くような説明と指導に感動しました。仕事などでこんなにも丁寧に教えてもらえることはすごく少ないので、とても感謝しております。ありがとうございました。
ロープワークは普段の生活でもかなり役に立つ知識でした。ねじ結び、解けにくい万力結びの作り方など、仕事の中でもかなり役に立ちそうです。それにもまして、驚いたのは、ロープワークの勉強がその後二日間の寺子屋の中でかなり重要な役割をしていたことです。最初は単なるロープワークだと思っていたのですが、これが大間違いでこのロープワークなしには木を倒すことが出来ませんでした。普段はワイヤーとウィンチを使うことがほとんどなので、ロープで引っ張りながら木が倒れたときには正直新鮮な驚きがありました。
受け口、追口の作り方には、水野さんの丁寧な指導が入りました。自分が一番苦手としている作業でした。まだまだきれいな受け口を切ることがきませんが、これから自主トレをしてよい受け口が切れるように頑張りたいと思います。
今回の寺子屋で一番の収穫は、謙虚な気持ちで臨み、臨機応変に作業をするということです。一つとして同じ作業はない、常に謙虚な気持ちをもたないといけない。全くその通りだと思いました。仕事に対する慣れから、ついつい忘れがちなことです。
千葉県から寺子屋までのみちのりは、正直、かなり遠いです。でも、それだけの価値があると思いました。6月もうかがいます。よろしくお願いいたします。

追伸
今回途中参加だったわけですが、他の方達のお名前をうかがう機会がなかなかなかったので、ちょっとだけでも自己紹介の時間があったらよかったかなー、と思いました。
  (Sさん 千葉県)



 今回初めてチェーンソーに触り、おっかなびっくりな感じで伐木に挑戦しましたが、伐木作業に入る前の周到な準備作業に驚きました。また不器用の塊で、一事が万事要領が悪くて鈍くさい私に対して、いやな顔一つされず、根気強くご指導いただいた水野さん、木村さんをはじめその他の参加者の皆さんには大変感謝しています。ありがとうございました。今のところ、職場の実習等でチェーンソーを使う予定はありませんが、また機会をみつけて研修会に参加させていただきたいと思います。
  (Nさん 岐阜県)



 チェーンソーはもとより、放置された人工林のことなども含め、何となく分かっているつもりでいたことが、あらためて、その悲惨な現状の人工林の中に立って、お話をうかがうことで、まだまだ勉強不足であったことを実感しました。

 当初は、一人の参加者として体験するというよりも、水野さんの動きや伝え方を見に行くつもりでした。それは、所属する会の活動に参加して下さるボランティアさんをケアする立場にいるからですが、それ以前に、まだ僕自身の視野も狭ければ、経験も浅すぎるな、というのを初日で実感せずにはいられなかったので、その時点で、半分参加者、半分主催者、みたいな視点で参加させて頂いておりました。

 以前、某県で行われた講習会に参加したことがありますが、林業関係のベテランや重機会社の説明員などの長〜い座学は退屈そのもので、刈り払い機やチェーンソーについても、ひととおりの説明を形式的にして、少し触らせるだけ。基本的に林業従事予定の人々を対象にしているものだったので、「修了証」だけ渡し、あとは現場で慣れなさい、でも仕方ないのかな、とあきらめ半分で見聞きしていました。ですが、やはり今回の寺子屋のように、現場である人工林の中で、一連の作業を具体的にイメージしながら話を聞き、実際に体を動かすことで、何が効率良く、何が危険かなど、頭と体で並行して体験することができました。当然、Stepが上がる毎に、その精度と応用の幅が広がっていくのだと思いますが、
1,2,3だけを通しても、水野さんが仰っていたように、同じ条件の木は一本もないことが身を以て分かり、とても意義のあることでした。

 近々のStep4,5,6は残念ながら都合が合わず、参加できませんが、また機会を見て、参加させて頂ければと思っています。

…「これはやってはいけないことだけど」と前置きだけして、よくかかり木をだるま落としの要領で元玉の方から切っていきますよね。あれってプロも当然のこととしてやってるの…?みたいな疑問や、
 …雑木林の手入れの際は、コナラやクリ、ヤマザクラを何本か伐りましたが、重心の見極め、ロープの掛け方など、広葉樹に関してはやはり「?」だらけで、さすがにボランティアさんと一緒の時はできそうにありません。手を出すのは手ノコで倒せる直径数センチまでに止めておくべきか…などの疑問があったりします。

お忙しい日々は続くと思いますが、ケガ等されませんよう。
またお会いできるのを楽しみにしております。
  (Oさん 東京都)