7月18日〜20日にStep1〜Step3を開催しました。
森林文化アカデミーの学生さんも3名参加され、
Step2&3は、定員の6名でジックリと勉強しました。
寺子屋史上最悪の土砂降りに見舞われもしましたが、
事故無く終えることができました。
感想文をいただきましたので、お読みください。



2009年 7月18日〜20日、Step 1〜3


 先日はお世話になりました。
Step2、3。切り倒した木こそ一本でしたが、有意義な二日間でした。
ほかの方々の動きをじっくり見つつ、動作を真似てみ、引き倒しのロープワークを仲間と繰り返すことで、指導していただいたことがすっきり理解できたように思います。
基本はやっぱり大事ですね。
私なりの今回の収穫キーワードは、
「立ち位置」「角度(水平)」、そして「奥まで入れる」(笑)です。
またいつものことながら、いろんな思いで山に向き合おうとする方々との出会いも刺激的でした。
できればStep4以降にも参加したいと思っています。
 (Mさん 長野県)



 自分は今年の4月から岐阜県の美濃にある森林文化アカデミーという専修学校で、林業事業体の経営者を目指し林業について勉強していましたが、始まって間もないということもあって授業の中でなかなかチェーンソーなどによる伐採技術の講習を受ける機会がありませんでした。そこで今回の寺子屋で基礎から技術や考え方を学ばせてもらいたく参加させてもらいました。
 最初は3日間連続ということで、ちょっときついかなと不安も少しありましたが、3日間終わってみるとあっという間で、本当に内容の濃い充実した時間でした。逆に内容が濃すぎて全然足りなかったくらいで、もっと時間が欲しかったくらいです。
 そんなあっという間の3日間でしたが、水野さんの研修は今までに受けた研修と名のつくもとは全然違ったもので、1つの「技術」そのもの(間伐の技術)だけについて教えるのではなく、それらを取り巻く社会情勢や今の流行など、抑えておかないといけないポイントまでちゃんと教えるというのは教えて頂いた内容もさることながら、そのやり方自体もとても勉強になりました。
確かにこのような前提の話は、間伐する1人の作業員になったとしても理解して説明できるようにならないと、自分の仕事にも誇りを持てないですし、本当に持続的に山を豊かにしていくことはできないなと思いました。自分も胸を張って関係ない周りの人たちにも理解を得られるようまでにならないとだめですね・・・。
 また、実際の山の中での伐採技術の指導も論理的な説明でとても分かり易くすんなり理解することができ、内容自体も教え方もとても勉強になりました。「なぜそのやり方なのか」「失敗したのはどこに原因があったからなのか」など、伐採等の方法の目的、意義の説明や失敗する原因の細かな分析と1つ1つ小さなことでも見逃さずに事柄を順序だてて教えて頂けたのは、自分の頭の中で馴れない方法や失敗した原因もすごくイメージし易く、次にどうすれば良いかということも考え易かったです。水野さんの指導を通して、こんな風に1つ1つ動きや考え方を意識するだけで大分結果が違ってくるという自分自身のことや教える際は1つ1つの方法に対して目的や理由、原因と各ポイントを説明して理解してもらうことが重要という、将来教える立場になる上での重要なことまで教えてもらい、本当に収穫の多い時間を過ごすことができました。
 このように今回の研修会は本当に充実したものでしたが、今回で得たものを生かすのも殺すのもこれから自分がどうするかだと思うので、ちゃんと研修会で学んだことを復習して少しでも自分のものにしていきたいと思います。次にお会いする時にちゃんと自信を持ってお会いできるように努力していきます。今回は本当にありがとうございました。

 (Nさん 森林文化アカデミー)



 今回、生きた山に入り実際に伐倒作業を行うことで、見ることと実行することには大きな違いがあることを実感しました。伐倒作業とは、大変な労力と危険を伴う作業であることと、また、確たる知識・技術・経験を必要とする作業であることをそれぞれ実感しました。斜面に対応するためにただでさえ不安定な姿勢が要求され、さらに根・株・草などの地表面への対応も必要となり、体を動かすだけで足がパンパンに張るほどの疲労をおぼえました。
 また、具体的な内容としましては、チェーンソー・かかり木牽引具の取り扱いについて、安全な処理とは何かを学ぶことができ、大変勉強になりました。
 STEP2,3にて多くのことを学ぶことができました。受講させていただき、ありがとうございました。 森林づくりボランティア活動に、何かお手伝いできればと思います。

(Iさん 愛知県)



 寺子屋プロジェクトに参加して、本当に勉強になり、有意義な3日間でした。
 私は、大学では経済学を専攻しており、森林文化アカデミーに入学するまで「林業」について学んだことが一度もありませんでした。なので、今アカデミーで学んでいることは、ほとんどが初めて知ること、初めて見ることであり、大変興味深く勉強しています。今は自分の中で、多くのことを幅広く学び、やりたいことをみつける期間にしています。その中で実践的な現場の作業も学んでみたいと感じ、寺子屋に参加させていただきました。
寺子屋では、始めに日本の林業が歩んできた歴史を認識させていただくことで、「なぜ今、木をきらなければいけないのか?」という根本的な意義から教えていただきました。さらに、選木から木を倒す方向の確認、伐木、ロープワーク、倒した木の処理と一連の流れを丁寧に解説していただき、大変わかりやすかったです。また技術的なご指導はもちろんのこと、ただ木を伐るだけでは山のためにならない、伐った木を山に平行に倒し並べることで、土砂の流亡を食い止め、埋土種子の流出を防がなければならない。林業は、ただ伐出して再植林し保育作業を行うことだけでなく、山のことをきちんと考えながら、山や樹木と共存していかなければいけないことの重要性を学ばせていただきました。
また、水野さん自身からも学ぶことが多かったです。林業に対する熱い想い、見て覚えろではなく言葉で伝える指導方法、安全に対する考え方、真剣なときと冗談というときのメリハリなど本当に多くのことを学ばせていただきました。今回の寺子屋で得たことを今後に活かしていきたいと思います。
まだまだ自分が未熟であるために、水野さんのおっしゃっていることの本質を誤認していることがあるかと思います。ぜひ今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。

(Kさん 森林文化アカデミー)



 初日・座学 
 林業についての書籍を多少読んではいましたが、改めて戦後の林業の歴史と問題点を簡潔にまとめて頂き、非常に参考になりました。森林組合の主催の体験ツアーでは聞けない林業の惨状が多少なりとも理解出来たと思います。
 初日・実技 
 チェーンソーを触ったのは今回が始めてでしたので多少まごつきましたが、三種類の始動の方法を指導して頂きいずれも実践的かつ安全なほうほうであり、大変勉強になりました。補助具の方はスパイク付きの靴で無かった為上手く扱えませんでしたが、初めて目にした物であり、大変興味深かったです。選木の選択も木材の良し悪しだけでなく樹木の間隔等複数の要因を考慮して短時間で行わねばならず実に難しいものだと実感しました。
 二日目・ロープワーク 
 仕事でロープを扱っており、いくつかは知っていましたが、改めてやってみると意外に出来ないものだと痛感しました。
 倒伐 
 体験ツアーで小さな木を手鋸で何本か倒しましたが、受け口の方向の精度などここまで厳格には行わず、参考になりました。途中で雨に降られて中断したのが残念でしたが、平地でチェーンソーを水平に構えてみてまず水平に構える事じたいが難しいものだと分かりました。
 三日目・補助具を使った倒伐
 自分で一本、他の参加者の方のを補助具の取り付けと引き方をそれぞれ行いましたが、履物が登山靴であり、チェーンソーの扱い時に足元が安定せず非常に難渋しました。
 実習を通して感じたのは安全の確保を第一に据えられており、効率や収益はその後ついてくるものだとの考えには実に参考になるものでした。三日間と短い研修でしたが、中身の濃い内容であり、大変勉強になりました。

(Nさん 愛知県)