岐阜県立森林文化アカデミー学割特注寺子屋、
初級編全6回終了しました。
伐倒方向、補助具の利用、かかり木への対応など、
相談しながら、熱心に考えていました。
枝払い、尺入れ、造材では、悩みながら苦戦してました。
とっても基本的な質問をされて、
こちらがタジタジすることもありました。
トレーナーの難しさと、
精進の大切さを改めて感じた6日間でした。
 Step4〜Step6の感想をいただきましたので、
お読みください!




 今回の3回で基礎編の研修を終了しました。
 3日間の研修を終えて、林業の現場で働くことに魅力を感じ始めました。もちろん自分達が何十分もかけて伐倒した1本の木が造材しても何百円にしかならない。人件費などを抜くと搬出しない方がいい。というような現実があることを考えると単純に林業は魅力的だとは言えませんが、現場で立っている木を丸太にして運ぶまでにはいくつもの工程があり、その工程一つ一つを自分がどう作業するかによって生産性をよくもできるし、悪くもできる。林業現場での仕事というのはとても頭と体力を使う仕事だというところが魅力だと感じました。

 伐倒作業だけでもいくつものポイントがありました。例えばヒノキ一本伐るにしても樹皮に土が付いている状態でチェーンソーの刃を当てるとチェーンソーの刃を悪くするので目立てを途中でやらなくてはいけないことになります。そうすると時間が無駄になります。また、伐倒後に造材する時もずっとチェーンソーを手で持って枝を払うととても腕に負担がかかります。なるべく倒した木にチェーンソーを置きながら動かす方が体力を消耗しない。など、細かいポイントを挙げたらきりがないことを知りました。ポイントを頭で「こうゆうときはこう。」と考えながらやるうちはスピードが出ないかもしれませんが、初めは時間をかけてでも一つ一つのポイントを抑えながら作業を繰り返えした方が結果的に無駄のない動きが身に付き、作業効率が上がると思います。慣れないうちは基本に忠実に作業をしていこうと思います。

 講習前は単純に「現場の仕事を体験してみたい。」という気持ちでしたが、この6回の講習を終えて、もっとああすればよかった、今度伐倒するときは受け口を斜めから伐ってみようかな。というように、もう少しやりたいという欲が出ていることに気が付きました。今後も機会をつくって現場に入り、今回教えていただいたことを生かせるようにしたいと思います。

                                 (A.Y.さん)





 Step4〜6まで、どうもありがとうございました。
 毎回密度の高い内容で、1日終わると頭がいっぱいになり、整理するだけで大変でした。3日間
で主に枝払い、尺入れ、造材を学びましたが、これら3つは立木を伐倒して、最終商品(素材)を造る最後のもっとも重要な工程だと思います。そして、一番大事だと感じた点は、それらがトータルの作業セットであり、1本の伐木から得られる商品(素材)をイメージしてからバックキャストし、何をどのように行うのか段取りを考えるということです。また、木を商品として見る目を持つこと、それぞれの作業を無駄なくやる細かな技術が必要だということを学びました。

 チェーンソーのバーに「NASA」を乗せての水平感覚トレーニングでは、自分の感覚の不正確さを身にしみて感じました。とくに斜面上でやった場合は、谷側と山側で感覚が全く違っていいました。目の錯覚や体の歪みがあったと思います。指摘いただいた点を直して練習すると、驚くほど安定して動かすことができました。「体幹を意識する」ことや「脇を締める」ことがどういうことか実感できました。

 枝払いについては、Step3のころに水野さんがリズミカルに処理している様を見て、なんとなくイメージしていたのですが、実際にやってみるとそんなにスムーズには行かず。。。安全な立ち位置を確保しながら移動しつつ、確実に、無駄なく、疲れないように、機械を痛めないように、速くやる、って難しいです。自分の頭の回転の遅さを痛感しました。

 竿を使っての尺入れでは、材価の話もあり、厳しい現実を実感しました。かかり木に対応しながら、苦労して伐倒したのに尺が取れないほどの曲がりや傷、そして取れてもコストの見合わない価格。3日間で一番重苦しい瞬間だった思います。造材では、伐倒した木の状態が1本1本違っており、かつ不安定な斜面上での作業だったため、想像以上に難しかったです。伐木が地面や切り株にどのように接しているのか、どのような力がかかっているのか読み取る目がまず必要だと感じました。また、大きな物体を相手にするとやはり怖いので、フルスロットルができずに切り口がどんどん汚くなり、さらに危険な場所に立ってしまっていたりとなかなかうまい具合に動けませんでした。

 Step6で、伐倒、枝払い、造材まで通してやらせていただきました。Step1から教えていただいたことを総動員してやってみましたが、まだ身に付いていないことが多くて、不安になりながらの作業でした。伐倒方向の判断、正確な受口と追口、かかり木になった際の状態の確認と対応方法の判断、尺入れの判断、枝払い、造材と1本の木に対する作業工程がこれだけあり、頭で理解することと体で覚えるがこれだけたくさんあるというのは、講習を受ける前には想像できていませんでした。

 水野さんのご説明は、分かりやすく説得力があって、質問がしやすかったです。また、技術的な部分だけでなく、国のこと、林業全体のことについても折に触れてお話いただき、何か本質的な部分も同時に教わったように思います。そして、最後に「ようやくスタート地点に立ったぐらい。これからが面白くなる。」というお言葉が印象的でした。

 林業で森林に手を入れる手段は、木を伐ることが唯一ではないかと思います。その技術の重要性をしっかりとらえておくのとそうでないのとで、今後の仕事の向き合い方のようなものが違ってくるのではないかと感じます。講習を通して林業の奥深さの一端に触れることができました。もっと林業について勉強していきたいです

                                (A.S.さん)





 造材というものが思っていた以上に難しいことに驚愕しました。今までは生産現場において最も難しいのは立ち木の伐倒だと思っていましたが、そうではないことが今回の寺子屋でわかりました。一本一本生えている角度が全て違う枝に対して、瞬時にチェンソーの刃を入れる角度を考えなければならないこと、枝払いの動作をいかに楽してスムーズに行うかチェンソーと自分の動線をより意識して考えなければならないなど、頭と身体が混乱しっぱなしでした。そして尺入れ玉切りは何処で材を取るのが一番良いのか木の曲がりや太さ傷、現在の材価と照らし合わせながら考えなければならず、更に切り口の処理は綺麗にしなければならないなど、今まで考えてこなかった商品として木を見るということが何なのか学びました。また、材価から逆算すると一本の木に掛けられる時間は限りなく短いということも実感しました。
 今回で寺子屋のステップ6までが終わり、今までの学びを通して学校での学びとは違う角度から林業を見て考えることが出来ました。まだまだ林業のスタートライン付近をさまよい続けていますが寺子屋での学びが無駄にならないよう今後もしっかり勉強していきたいと思います。
ありがとうございました。今後ともご指導のほど宜しくお願い致します。

                                (K.S.さん)