11月24日、久々の実践!間伐研修でした。
 現場1年目、3年目、8年目の3名にご参加いただきました。加えて森林文化アカデミーの学生2名がアシスタントとして聴講しました。8年目の方は、教え方を勉強したいとのことでした。1年目、3年目のお二人は、注目されたやり難い中、緊張しながらもポイントを考えながらの作業で、お疲れだったと思います。
 安全と効率は両立します。1本の間伐だけを見るのか、1日の仕事量を見るのか、一ヶ月の仕事量なのか、一年の仕事量なのか、効率を考える際に時間軸を無視してはいけません。その場のスピードだけでなく、トータルでの効率を見ることが大切だと思います。
 今回も感想文をいただきましたので、ご覧ください。



2007年 11月24日 実践!間伐


 実践間伐、参加でき大変勉強になりました。
 お手伝いでの参加ということで、日頃から現場で活躍されている他の参加者の方々の作業の一部始終を見させて頂き、そこで交わされる意見やアドバイスは、即現場で活きるものだという生の感覚が伝わってきました。最後には自分もかなり緊張しながら2本伐倒させて頂き、色々なアドバイスを頂いて、自分の癖などが良くわかりました。
 明日から長野の森林組合でインターンシップ。そこで本当の林業現場を目に焼き付け、実践間伐での事を重ね合わせながら自身の血肉となるよう、勉強してまいります。 
有難う御座いました。

 (Yさん 岐阜県立森林文化アカデミー学生)





 今回の研修には、お手伝い参加させて頂きました。参加者は経験豊富な方ばかりで、見ているだけでも勉強になりました。
 私は今、専修学校で林業を学んでいますが、経験者の方の作業をじっくり見る機会は少なく、ましてその経験者を指導する研修に参加できた事は、とても貴重な経験になりました。特に今回は『trainer's trainer(指導者養成)研修』として、「伝える技術」についての内容もあり、学ぶ事多きでした。
 「作業中はとにかく無駄を失くすこと」。足を一歩進めるのにも理由と意図を持つように、常に次の動きを考えながら作業していく重要性に気付かされました。そして、「慌てず急げ」という言葉には、バタバタ無駄に動いている自分の姿が的確に表現されているようでした。
 研修の合間に交わされる色々な話題にも、考えさせられる事が多くありました。キワドイ話題も多く、現場の実情を垣間見ることができました。
 濃密で貴重な時間でした。今回学んだ事を今後の学校生活、そして、これからの林業人生に生かせる様努力したいと思います。ありがとうございました。

 (Mさん 岐阜県立森林文化アカデミー学生)



 「安全に効率よく楽して儲ける!」という水野さんの考え、とても共感しました。立木の重心や重力などの自然の力に逆らって作業してもエライ(疲れる・
水野注)だけでかえって危険。むしろ自然の力を利用して伐倒するのが安全で効率よく楽、楽=沢山仕事出来る=儲かる!と自分も思います。その考えを伐倒技術にしたのが「合わせ切り」であり「元切りした立木をまっすぐに立てるように元玉切りしていく」、「元玉切りは腰高で」などですよね。自分は斜め切りは多用しますが根本を流れる思想は一緒だと思いました。ただ高い位置での元玉切りは見せたくなかった。あのくらいの高さ、傾きなら軽く押せる(軽く押せれば退避も簡単)、と読んでいたのですが思いのほか重く…内心(マズイかな〜)と思いつつ立木を手で押してました。

 水野さんの指導方法は的確かつ具体的。そばで指導を聞いていて判りやすかった。自分が教えている時、自分の内面では判ってることが言葉に出来なくて悩んでいましたが、「作業の言語化」というヒントを水野さんから貰って早速少しづつ取り組んでます。しかしなかなか難しいですね。自分は体得しているものを相手にわかるように伝えるには自分の動きを細かく分解し、流れを組み立て、さらに相手にわかりやすい言葉に変換しなきゃいけない。まず自分の動きを再確認中です(^^ゞ

 寺子屋の後半、取材のHさんに提案されて自分がAさん、Hさん、アカデミーのお二
人に教えることになりましたが内心はドキドキでした。自分にとってはその日会ったばかりの方に教える、ということは初めてのことで得がたい経験をさせてもらって有難かったですが、水野さんはご迷惑ではなかったでしょうか?

「伐倒木のことを伐倒者よりも深く知る」「危ないときはすぐ止める」「指導する部分を指折り数えていく」などなど、指導者を研修するところでないと得られない貴重な言葉沢山いただきました( ̄▽ ̄)V

 最後に、あのような実戦的な研修は自分が知る限りウッズマン・ワークショップだけでしょう。
あれで12600円ならば安いです。研修内容を生かせば12600円などすぐ元取れます( ̄▽ ̄)V
中身の濃い1日でした。
一緒に研修受けたみなさんありがとうございました。たどたどしい指導で混乱させたかと思いますがどうかご容赦を<(_ _)>
ありがとうございました。

追伸 12月9日、家族に許しがもらえたら行きま〜す。

 (Sさん 岐阜県)




 2回目の参加になりました。前回は私一人で非常に淋しい寺子屋でしたが、今回は、打てって変わって、お手伝いの学生さんや取材の方を含めて7人の方々と一日過ごさせていただきました。現場1年目のHさん、8年目のSさん、そして3年目の私・・・まさに中間管理職のようなポジションでした。
 「一番手は 誰やる〜?」と、水野さんから声がかかり、でしゃばりな私は、しゃしゃり出て行きましたが、結果は・・・・でした。水野さんや、Sさんの質問にたいして、明確な返答がほとんど出来ませんでした。返答が出来ないのは、「ストーリー(流れ・段取り)が出来てない」と言われ、気づきました。その中でも「必ずやらなくてはいけないこと」と「やらなくてもよいこと」は、大変重要です。私のやっていた作業には、やらなくてもよいことが 多すぎました。そして、ストーリーが無いため、次の動作(やるべきこと) また、その後の動作につながっていかないことに気づきました。また、何も動作の無い「待ち」の時間が多いこともわかりました。水野さんの的確なアドバイスや、キャリア8年のSさんの動作を見ていると、「動きが止まらない」・「動作が流れるように進んで行く」今の自分に足りないもが、少しずつではありますが見えてきました。切る技術がどれだけあってもそれをつなぐパイプが出来ていなければ、効率的で安全な作業が出来ないと、感じました。
 寺子屋終了後、早速今の現場で試してみましたが、さすがにすぐ出来るものではありませんが少しずつでも点と点をつなぐことに重点をおきストーリーのある作業を身につけたいと思います。
 
 そしてまだ寺子屋に参加したことが無い皆さん、一度参加してみてください。必ず「気づくこと」があります。12600円の元は、すぐに取れると思います。普段、決まったメンバーで作業していると案外気づかないことが多くあると思います。

 最後に、一緒に参加していただいた皆さん、ありがとうございました。
また、お会いしましょう!

 (3年目の人)




 就林して一年の間に一ヶ月ほどしか間伐仕事を経験していない私にとって今回の「実践!間伐」は、実際に間伐作業を行いながら安全で効率的な技術を身につけることの出来る、またとない機会となりました。これまでの仕事のなかで生まれた疑問を解決すること、また、ひとりで作業しているだけでは気付かない癖、危険性などを徹底的に指摘していただくことを目的とした参加でした。更に今回は、経験豊富な参加者の方々に恵まれ、緊張度は増したものの、非常に充実した研修となりました。

 研修の手法としては主に、数本の木を一連の流れの中で伐倒・枝払い等していき、その間の動線、目線、伐倒方法や作業位置、チェンソーの扱い方など、一本一本の木について、指導者と参加者の間で相互コミュニケーションを図りながら仔細な指導が行われるというものでした。「あの木はどう伐りたかったの?」、「実はこうこうこういう風に倒したかったのですが最初に失敗して・・・」、「それならば、途中の段階で立て直せた場面があったのはわかったかな?」などという風に、今伐ったばかりの木を材料に具体的な指導がなされ、その場で直ちに納得できるというまさに目から鱗が落ちる研修方法でした。普段から溜め込んでいた疑問もしつこいくらいに聞かせていただき、知らなかった技術や誤解していた手法、認識していなかった隠れた危険性など、普段の仕事ではなかなか得られないことを数多く教わることが出来ました。具体的な方法論については、実際に参加され、自分の作業スタイルと絡めて学ぶことが望ましいと思いますので、ここには記しませんが、一つひとつの動作の意味、危険性、無理・無駄・斑など、プロとして自覚すべき多くのことを短期間に集中して教授していただける、他にはない特筆すべき研修ではないかと私は感じました。

 私が就林する際に、今回の指導者であられる水野さんから頂いた言葉のひとつに、「慌てずに急ぐこと、即ち、安全に稼ぐこと」というものがあります。研修中は考えることが多過ぎて動きはスローな私でしたが、「急ぐ」ではなく「慌てた」考えに基づいた動作により、余計に手間を食い、精度の低下や危険性の増大を招いていたことへの反省が思い出されます。一手間を省くことなく確実に作業を進めていくことが安全と効率を両立させた仕事に繋がることを、改めて確認することが出来ました。これから自分で会得していかなければいけない技術も山ほどあると思いますが、今回教えていただいた多くのことを自らの技術としていけるよう、日々精進していく所存です。

 今回は貴重な技術を暗くなるまで懇切丁寧にご教授賜り、水野さんには感謝の気持ちで一杯です。ありがとうございました。また、他の参加者のみなさまにもあれこれ質問をさせていただいたりご指導を頂戴するなどし、大変勉強になりました。改めて御礼申し上げます。みなさま、ありがとうございました。

 (某森組 Hさん)