昨年末最終寺子屋の受講者さんから感想をいただきました。
熱心な学生さんです。
7回目の寺子屋。
これほど、まじめに考え取り組んでも、
大災害ニアミスをおかすのです。
つきっきりで指導できない怖さと
つきっきりで指導する重さを感じた研修会でした。





 今回の寺子屋を通して、自分の意識が低いこと、雑な作業をしていることを反省した。
 最初に行った基本の伐倒の復習では前回の研修で教えていただいたことを実践していなかったことを思い知った。前回の講習以降、練習をしていく中で、正確に伐倒することの大切さを忘れていき、「まあいいか」という気持ちになっていた。正確な受け口、追い口を作ることが大切で、自分にはその技術が全くないこと、一朝一夕で身に付く技術ではないことを肝に銘じたい。
 午後から行った枝払いと玉切りでは、私はぼんやりと「危ない」と思っているだけで、何がどう危険なのかを意識していないことに気がついた。私が感じていた危険は漠然としていて具体性にかけていたのだと思う。周りがどういう状態でどういう危険があるのか、木がどういう状態でどう動くのか、一つ一つ具体的に考え、予測しなければならない。それによってリスクを減らせるし、危険が発生したときの咄嗟の行動ができる。また、事前に予測していれば、結果が想定外だった時に、なぜそうなったのか、何が違ったのかを考えられる。これは技術向上には欠かせないことだと思う。経験がない現時点で予測できることは少ないが、チェンソーを動かす前に必ず具体的に予測するようにしたい。
 新しく合わせ切りも教えていただいた。正直なところ、まだまだ自分には早い技術だと思った。合わせ切りを行うには木の重心を正確に読まなければならないし、正確にチェンソーを扱う技術が必要だ。切る角度や幅を間違えれば、通常の切り方よりもリスクが大きい。水平、平行を思ったように切ることができないので、まずは基本の練習を繰り返したい。
 早い作業というのはスピードが速いということではなく、同じリズム、同じ精神状態で滞りなく作業を進められることだという話があった。そのためには先を読む技術と、計算通り進められる正確な技術を身につける必要がある。学生の間は一つの作業に時間をかけられるので、その二つを学ぶチャンスだと思う。基本である体の使い方、重心の位置、水平、平行、垂直、直角をもっと意識し、一本一本丁寧に伐るとことを徹底したい。また、結果が思い通りではないときに何が違ったかを考えて練習していきたい。

                         (Y.N.さん 森林文化アカデミー1年)




 今回で7回目の寺子屋。最初の頃に比べると違った緊張感を味わえました。
午前中は今までの振り返りをしました。正確な受け口の反復練習。久し振りに講師の前で作る受け口に少々緊張をしました。結果は不合格。伐倒方向さえ合っていればよしとしていたことを反省することになりました。何回も作り直して評価を受ける。何回も不合格。理解しているようで理解していないことを洗い出せたのが収穫でした。受け口は安全な伐倒の一番大切な部分です。木が倒れる時に受け口がどうやって折れてくるのか?本当に自分の狙った方向に伐倒できるのか?細かい部分まで理屈や説明をしていただきました。何が重要で何に注意をしなければならないかを再確認できました。前回までと違ったのは、不安に思う事や疑問に思う事が、異なってきていること。他でも伐倒を経験してきて、何もわかっていない状態からのスタートより、もう一歩踏み込んだ内容を、不安や疑問に思うようになれたことは、成長をしている部分もあるなと感じました。それ以上に、慣れや油断が危険であることを認識できてよかったと思います。
 午後からは、玉切りや枝払いと合わせ切りの練習をしました。玉切り・枝払いは、こうしたら良いのではないかと思っていても、状況に合わせた切り方ができない。林業の現場はある程度の経験や慣れも必要だと思います。それよりも作業中の意識の仕方が大切で、低い意識で作業をしていると自分自身の成長はないし、怪我や危険な行為をしてしまうと感じました。知識だけでも、経験だけでも、安全かつ迅速な作業はできません。その両方がバランスよく実践できて、かつ技術向上に謙虚さを持って作業を行わなければなりません。頭と体がシンクロして、効率よい作業ができるのが理想です。
 今回の参加で一番感じたのは、誰かに作業を見ていただき評価をしてもらうことの重要性。評価してもらうことで、自分だけでは見えなかった部分が見えてくる。これが現場へでてしまうと行われなくなってしまいがちです。さらに現場で一人作業をしていると、自分だけのやり方で作業をしてしまう。慢心がエスカレートすることが恐ろしいと思います。仲間や職場でディスカッションをする場があったりすれば解消できる部分ですが、危険な作業を認識して行える感性を今のうちに身に着けておきたいと思います。

                         (K.T.さん 森林文化アカデミー1年)