8月に開催した特注寺子屋
「森林文化アカデミースペシャル2013年8月」
4名の学生さんから感想文をいただきました。
20日間くらい集中して研修会をしてみたいなぁ。
20日あれば、
正確な伐倒と基本的な牽引技術は
身につけられると思うけどなぁ。





 Uターンで地元に帰るつもりで、実家の山の木を自分でも倒せるようになりたいと思っています。チェーンソーの使い方が我流にならないよう、チェーンソーを一切使ったことがない状態で、3日間講習に参加させていただきました。
 講習の内容は、伐木の技術的なことにとどまりませんでした。人工林管理の方法論や選木の講習では、手入れする森林の将来像や市場のニーズを正しく認識できれば、一本一本の木について切るべきタイミングや使い道が判断でき、大きな赤字を出さずにすむと感じました。
 伐木については、チェーンソーのメンテナンスや目立て、そして、牽引のロープワークと伐倒の実習をさせていただきました。メンテナンスの作業場をチェーンオイルで汚さないといった些細なことでも、チェーンソーを持つ手が滑る危険性を減らすことができるなど、安全のため怠ってはならない行動について、徹底してご指導くださいました。無駄のない動作で伐木作業することは、効率化につながるだけでなく、疲れにくいし刃が余計な物に当たる機会も減り、結果として安全性を増すことが、実習と説明により実感できました。「安全と効率は相反することではない」という言葉を忘れず、1回の事故を起こさないような仕事を身に着けていきたいと思います。


                     (岐阜県立森林文化アカデミー1年 H.M.さん)





 8月19日から4日間、岐阜県白鳥町の林中でチェンソー講習を行いました。講師の水野雅夫さんとお会いしたのはこの時が初めてで、どのような講習をしていただけるのか期待をもつ半面、講習を受けたからと言って伐木が上手にできるだろうかと多少の不安もありました。
私たちが水野さんから学んだことは、主としてチェンソーの扱い方、日常のメンテナンス、目立て、受口と追口の作り方、無駄に体力を消耗しないための体の使い方、ロープワーク技術を利用しての掛かり木の処理でした。
特に掛かり木の処理は印象的でした。前日にチェンソーの目立てを行い、伐木もイメージ道理にできるだろうと期待していたのですが、実際は切り口が大きく曲がってしまい期待道理にはできませんでした。何回も受口をつくり直し、受口を恐る恐る修正していると「チマチマ切るな!」と一喝され、私はオドオドしながらも伐木し、ロープを利用しての掛かり木の処理を行いました。汗まみれになるほど神経を使い大変な作業でしたが、その分とてもよい勉強になったと思います。
全体を通して感じた事ですが、伐木は常に命の危険と隣り合わせの危険な作業であることに違いないが、現場作業の何がどのように危険なのか、仮に危惧する状況が生じたときはどのように対処するのか、常に想像しておくことが大切。上手にできるかどうか悩むよりも常に次の動作を先読みして行動し、無駄を無くしていくことが上達に繋がるのだと講習を通して感じました。
 夜学では、現在奮闘している林業家のお話や東海地方で放送されたTV番組のDVDなど、私の知らなかった様々な事を教えていただき、また今後の私の在り方を考えさせられました。
今後、今回の講習で学んだことを忘れずに林業に携わろうと思います。
ありがとうございました。


                     (岐阜県立森林文化アカデミー1年 H.T.さん)





 林業の現場で働く為にもチェンソーの使い方をしっかり学びたいと思い4日間の講習を受けさせていただきました。
 初日は山の現状を知ることから入り、森林の密度管理の考え方や選木の仕方を実際にやりました。選木では将来の森の形を考え、また次回の間伐ことも考えながら今回、切る木残す木を選木。いろんなことを考えながらの選木の難しさ大切さを実感しました。あとチェンソーの取り扱い基礎ではチェンソーを使用しているときの体の姿勢をどうやって安定させて作業するかを学びました。   個人ごと作業にくせがあるけど一人ずつどこが悪かったのか姿勢を撮影し確認しながら直していきました。それまでは作業している自分の姿をそのこまで意識していなかった。そして考えていなかったため不自然な姿勢で体にも負荷がかかる作業をしていました。それを撮影し、すぐにみんなで確認しながら姿勢を修正していったのでとても理解しやすかったです。
 2日目は伐倒の考え方の講義からでした。受け口をしっかりと作ることが作業の効率も安全性にもつながってくる。その為には狙った方向に狙った通りに伐倒する受け口をどのように作れば良いのかを教わりました。どういった受け口の形が狙った方向に伐倒できるのか、いままで曖昧でしたが今回で理解できました。また牽引のためのロープワークも教わりました。いままでロープワークをほとんどやったことが無く一から教えてもらいました。結び方を覚えるのに時間がかかってしまいましだが、キレイな結び目でしっかりと作ることが大事ということでした。ロープワークはその場の状況によって結び方を忘れてしまいそうなので何度もやり体で覚えていきたいです。
 3日目はチェンソーの整備、メンテナンス。まだ、自分でかまったことの無い所のメンテナンスなどもできました。今後、日常点検はチェンソーの寿命にも関わってくるのでしっかりとおこなっていきたいです。あと、目立ても今回初めて教わり実践しました。思っていた以上に目立ては難しく刃の形、角度、大きさを揃えるなど大変時間がかかってしまいました。自分が目立てしたチェンソーでどのぐらい切れるかまでの確認はできなかったですが、目立ての難しさやどういうものかが分かりました。今後、自分のスタンスにあった目立てが出来るようやっていきたいです。
 最終日4日目はロープワークで牽引し実際に伐倒を行いました。1人ずつ受け口を確実に作り伐倒方向に狙い定め伐倒し、伐根を確認していきました。伐倒の際、受け口を作るとき自分ではチェンソーを水平にしているつもりが全く水平にできていない。思っている以上に自分の立ち位置によって感覚が変わってしまっている。それを修正しないといけないのは大変でした。水野さんに見てもらわないと分からないことが多かったです。まだ自分のチェンソーで切っていく形ができていないのでそこをしっかりと決めていきたいです。ロープでの牽引でもどの木を使用するのかなど状況によっていろんな方法で考えないといけいことを教わりました。
 今回4日間受講して自分の中で基礎がしっかりしたものが出来たと感じています。まだまだ足りない所はありますが少しでも自分のものにしていきたいです。あと夜学でも遅い時間帯まで林業ことについて興味深い話しが聞けました。   
 ありがとうございました。


                     (岐阜県立森林文化アカデミー1年 R.K.さん)





 Step1~4までの講習に参加させていただき、ありがとうございました。
今回は「林業に関する基礎知識」に始まり、最終的には「ロープを利用したかかり木処理」までと非常に中身が濃く、時間が非常に短く感じる講習でした。
この一連の講習を通して多くの事を勉強させていただきましたが、私が特に印象に残っているのは【①経験・技術を論理立てて話す(伝える)事の重要性】【②施業プランナーが現場作業を学習・習得する意味】という2点です。

 まず【経験・技術を論理立てて話す(伝える)事の重要性】ですが、例えば多くの指導者の方は受け口の角度について質問をすると「これは昔からこういうものだ」「●●が言っていた」など全く理論的ではなく、何故そうでなければいけないのかと言う問いに対する根本的な解決ができる様な回答ではありません。
一方、水野さんは「受け口の角度はこういう原理からこの角度でなければいけない」という様に、質問に対して理論的に説明・回答をしていただける為、理解しやすく納得が出来ました。
この様に理論立てて説明・回答をする事は、私が今後作業指導をする立場となった際、より相手に作業を理解してもらい、作業方法を順守してもらう為に重要な知識であると同時に指導者として必要な理論であると感じました。

また「施業プランナーが現場作業を学習・習得する意味」についても熱心に指導をしていただき、非常に勉強になりました。
 現在、私は森林文化アカデミーに入学し施業プランナーを目指しているのですが、その立場からすれば現場に関する知識は重要ではないと考えていました。
 その様な考えの中、実際に講習が始まった際、水野さんへ「施業プランナーが現場作業を学習・習得する意味」について質問をした所、次の様な回答が返ってきました。

 まず施業プランナーの仕事は森林所有者の山を管理する事ではなく「山の価値を高める事」。その価値を高める為に現場作業者が作業をするが、レベルが低い作業者が施業を行えば価値は上がらない。ではプランナーはその現場作業者のレベルをどの様に判断するかというと、まずは「現場作業を知る事」から始まる。これは全ての作業において同じ。今回の講習でもまずは現場作業を知ってもらい、作業者のレベルを見る目を養って欲しい。

この話を聞いて施業プランナーにとって現場に関する知識がいかに重要かという事を改めて知る事ができました。また全国の施業プランナーの中でこの様な観点から作業者のレベルを見ている人はどれだけいるのだろうという疑問も湧き、私はこうゆう目線から現場を見る事のできるプランナーになろうという今後の方向付けにもなりました。
この他にも多くの事をご指導いただき、今回の講習では作業現場だけでなく、管理者としての視点としても多くの事を学ぶことができ、とても有意義な講習でした。
 水野さんありがとうございました。


                     (岐阜県立森林文化アカデミー1年 K.T.さん)