年明け最初の寺子屋は、
ほぼ現場モンばっかの合宿
「現場でバリバリやってますけど何か?」スペシャル、
「バリテラ」。
2年目から7年目の現役バリバリの研修会は
全編刺激満載!
個々の技術研修あり、指導者研修あり、フリートークあり、
体力勝負の二泊三日でした。
今回も感想文をいただきました。
沸騰状態の雰囲気を感じていただけましたら
幸いでございます。





濃いい濃いい、三日間でした。
合宿中は、林業の盛んな地域のメンバーばかりの中で、
「とりあえず林業経験は五年なんですが…、
すみません訳わからんことばかりで…」、と
右往左往していたように思います。

帰ってきてつくづく思い返すのは、「それ」をすれば(使えば)
安全であったり、効率的であったりするはずなのに、私に身に付いておらず、
今ひとつ雑で、難しくなるような作業をしていたんだなぁ、ということです。
チェンソーの扱い方、ロープでの牽引牽き倒し、材の玉切り、鳶…。
すべて今の作業に使わなければならないし、使えるのに!

今回の合宿を足がかりにし、
もっともっと技術•知識を自分のものにしていきたい、そう、思っています。

合宿のメイン?は、
水野式指導者養成ギプスである、「作業の『分解』と『再構築』」。

これはきつかった。
温泉入ってごはん食べて~からの!夜学による進行は、
もうなんも出ません…と泣き言を言いたいくらいでした。

ただ、出来上がったものは最高、いや、サ・イ・コ・ウ・ダ・ゼ!
一日目から二日目途中まで、そうはいってもの初顔合わせメンバー。
和気あいあいとしながらもどこかよそよそしかったような。
しかし、あるメンバーの発言を機に、私の「『分解』と『再構築』」史上
(私は広島の指導者研修でも参加させていただいているので)
ホント、最高の展開になっていったのには、ちょっと興奮しました。
皆が持ち前のアイデアを駆使すれば、
誰もがそれを拾い上げ、さらに面白い結果に結びつけていく、
(実際に社内でやれば結構難しい)ブレーンストーミングがきちんと展開され、最終的に模造紙に書き上げたのは志賀先生も真っ青の(言い過ぎ?)
ファシリテーショングラフィックそのもの。
メンバーみんなの林業への真剣勝負な気持ちが、
見事具現化されていたのではないでしょうか。

純粋に林業だけ、
というくくりで他県の作業をする方々にお会いしたのは初めてでした。
遠かったけど、参加させていただいてよかったです。
人、技術どちらもものすごい、刺激となりました。
また、林業がずりずりと動き出そうとしている予感も、
十分感じることができました。
後は、それぞれの持ち場に帰った私たちが、
どう活かしていくかにかかっているので、それはこれからが本番ですね。

参加されたメンバーの皆さん、アカデミーの若きお二人、白川町のTさん、
本当にお世話になりました。ありがとうございました。
そして合宿中朝から夜中まで、
メンバーを焚き付けるために燃料を投下し続けてくれた水野先生、
お疲れさまでした!
またみんなで会いましょう!グッナイッ!!
あぁ、楽しかった。

                     (T.G.さん 広島県)




 私は数年前まで水野さんの研修会のスタッフとして学ばせていただきましたが、今回初めて“参加者”として参加しました。現在私は所属する事業体で指導役に就いているので、ほかの参加者の方たちへの接し方や指導のポイント、研修会の雰囲気づくりなど、指導側の視点で見学させていただきました。

今回一番印象的だったのは「ティーチングとコーチングの違い」でした。「教えることと導くこと」と言い換えてもいいかもしれません。個々は別々のことながら常に一体となっていなければならないのです。私はついつい「教えること」のみに熱が入ってしまって、相手が受け取れないタイミングで話したり与える量が多すぎたりと、典型的な間違いにはまってしまっていました。

相手が何を求めているのかよく観察すること。与えることも教育、今与えないことも教育。最終的には「私自身の在り方」が問われているということ。今回の研修では、そうした指導者が持つべき基本ともいうべきものを教えていただきました。改めて指導の難しさとやりがいを認識し、身が引きしまる思いです。今回得たことを柱に経験を積み、若手技術者のレベルアップと私自身の指導技術の向上、さらには将来的な指導者の育成にもつなげていきたいです。貴重なご指導をありがとうございました。

                     (Y.M.さん 宮崎県)




○はじめに
0-13 0-15
小学2年で始めたサッカーの初めての試合の結果。
気づくと自分たちのゴールネットが揺れて、ホイッスルがなった。
ボロ負けだった。

林業に飛び込んで、1年6か月。
何も出来ずに時間が過ぎたように思えた。
今回のガッテラはその当時の気分を思い起こすのに、
十分なインパクトがあった。
ボロボロだった。

悔しい気持ちは通り越したが、あきらめるつもりはなかった。

ただ、ふと気付くと、周りに素晴らしい仲間がいた。
サッカーもその時間を共にした仲間も今なお続いている。
今回もそのつもり。
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○感想
プレッシャー、寝不足、(自分で自分を)追い込んだ状況で、今の自分の身の丈を確認することができた。約1年間の業務の中で繰り返してきた「なんとなく」「~だろう」の積み重ねは、ここでは何の役にも立たず、ただ焦りを助長する材料となった。
 W.S.作業の分解と再構築「移動」「受け口」「追い口」では、限定された一つの作業でさえ、人によって行動とその順序がサマザマ。また、移動の際の情報量の多さに驚いた。これは、作業の効率化(いかに儲ける)、安全性の追求(死なない、死なせない)のために、いかに段取りに手間をかけられるかを象徴しているように感じた。
 話を戻して、山仕事に携わり1年半、今はまだ準備段階。まだ芽は出ていない。この段階で、水野さんを通してつながった背景や年代の異なる山師の動きに大きな刺激を受けて、それを糧に自分の一つひとつの動きを問い直すことができそうだ。
 これからの日々の営みを通して、自分の行動を見直し、それを変化させる。そのキッカケを作る。そして、仲間を笑顔にする。今は足りないが、鮮明なビジョンを描いて、明確な意図を持ってリキマズ行動していくことが、実る、実らせるための方法かな。とぼんやりながら考えています。
3日間関わった水野さんと愉快な仲間たち、どうもありがとうございました。

何が変わった?何を変える?
○意識
自分だけは死なない、自分は誰も殺さない➜自分は死ぬかも、自分が殺すかも
「なんとなく」の撤廃➜なぜ×4➜一つの動きに大きく太く譲れない理由をこめて動く
「より良く伝える」を意識したうえでの技術の向上。
➜ 写真、動画の撮影、イラスト、板書の活用
  エロいこととおもろいことを積み重ねる

仲間を生かす意識づけ
➜ モチベーションを維持しながら、
  繫がって行く為の一声
  頑張るではなく、リラックス(体の力を抜く)

○姿勢
林業/山に向かう姿勢。
➜ もっと深く受け止めて、より謙虚に、より敏感に、情報を読み取る。
  先輩、仲間、同志の話を聞く 山仕事関連+分野外の本を読む

作業姿勢
➜ 腰椎前腕(背骨のS字曲線) ➜ ・胸を張る。猫背の予防。 
  ランニングの継続
  ・股関節を中心とした体の柔軟性の確保 温泉でのストレッチ
   ・仲間にチェックしてもらう workshopに参加してもらう

チェーンソーを体の中心に
➜ しっかり2本足で立つ(自立)
➜自分の道具は自分の金で買う

○日々の選択と人生のベクトル
明確な目標が定まっていない自分の状況を変えるべく、今の進むべき方向性

今年の目標   どっぷり山と関わって生活に必要な金を稼ぐ。
        (土地や場所は拘らない)
        そのために、基本的な伐木技術と森林管理の知識を習得する。
人生のベクトル 山にも人にもええこと(自分が正しいと思うこと)を続けて、
        近くにいる人たちを生かしながら生きる。
        今まで関わった仲間、これから仲間に強い敬意を持って接し ていく。
        たまに飲みに行く。
最後に、
水野さん、どうもありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

                     (Y.M.さん 長野県)




 私が水野さんの研修に興味を覚えたのは「杣道(2011年6月_No21)」に掲載された水野さんの記事が初めてでした。

 私自身幼少の頃から野球を続け、また社会人になってからは森林土木、不動産管理と正に「教える」とか「育てる」という概念が皆無もしくは間違った知識や教える側のたまたま上手く行った経験を押し付けられるという環境で過ごす中で、それに対する疑問を持ちながら過ごしてまいりました。
そんな矢先に総合農林でスイスの教育制度を参考にして森林作業員をゼロから育てるというプロジェクトの担当になったのが2011年の4月です。紆余曲折を経て今日まで続けてまいりましたが、ここに来て感じ始めたのは「正しい人材育成が重要」と目標を掲げても、「正しい人材育成」がどういう事か経験していない人は理想論を振り回すだけで、その結果、迷惑を受けるのは教育を受ける若い人たちという構図が明確に見えてきたことです。

 今回の研修の視察参加の目的は私自身の人材育成に関するスキルアップが一つ、日頃の課題として掲げているテーマのヒントを見つけることが一つ、最後は私自身が「理想論を振り回すだけの人」になってはいないか再確認することにありました。
今回得られた成果で一番大きかったのが、「斜面で造材する場合に伐倒木の谷側でチェーンソー作業をするのは危険か?」という議論の中で、水野さんは谷側に居ても伐倒木が移動しない状況が明確であれば谷側で作業することも間違いではないとおっしゃったことです。確か教科書通りなら谷側はNGですね。それを水野さんは「言葉」で確りと話していただきました。これがどのように成果になったかと言いますと次のようなことです。
我が社を取り巻く環境の中で常に取り上げられるのは人材育成にとって「厳しい言葉」が是か非かという議論です。私にとっては馬鹿げた議論です。「厳しさ」は若い人にとって時には必要なことです。ただそこにはルールが有って「理不尽でないこと」、「自分の怒りに任せないこと」、そして「相手の尊厳を傷つけないこと」であり、「厳しさ」を与える側はその効果を計算した上で与えなければなりません。(もちろん指導する側の「情熱」とか「誇り」も必要ですね。)
「行為」そのもの良し悪しではなく「何を準備してその行為をするのか」ということを議論しなければならないということを再確認できた次第です。それらを明確に「言葉」で説明できなければいつまでたっても周囲に振り回されるだけで、結局は教育を受ける作業員にとってマイナスになってしまうということです。

 付箋紙を用いた「作業の分解と再構築」は目からウロコでした。私自身が判っていない事や、「何故」を正確に伝えきれていない部分もあるようです。目が覚めたような思いです。ひょっとすると私自身の人材育成のスキルがまだまだということを認識できたことが最も大きな収穫だったかも知れません。これからも勉強を続けます。

                     (K.H.さん 宮崎県)




 指導する立場として、相手に「伝えるとは何か?」という大きな疑問符を持ちながら、今回参加させていただいたのですが、参加された皆さんは林業にかける熱意と意識がとても高くて、私は参加した当初から今までの仕事に対する意識を大いに反省させられました。
 今までの自分は只がむしゃらに取り組む事が多く、まず考えを巡らせ、根回しをしっかりする、等おろそかになっていた部分が多かった事が分かり、つまり論理的に作業を把握し、伝達する努力に欠けていたという事に気付かされたのです。
 その事を再認識出来たのは、夜の部で行った、「作業の分解と再構築」でした。
普段の作業手順を文字にして書き出していくのですが、イメージして書き出すという作業はこんなに苦しいものなのかと感じたのと、他の方はどこに着目点を置いて作業をされているかという事を見せてい頂いた事からでした。
 受け口を作るにしても、立ち位置や姿勢、チェンソーの構える位置など指導する要素は多く、普段、自分はそれを無意識的に行っていて、その動作の意味や理由を曖昧にして行い又伝えてきました。そんな水準の情報で仲間にその動作の意味や必要性を伝えて安全を守り生産性の良い作業を要求する事がどれ程無理な事であったかなど、基本的な事に気付かせて頂きました。
 現地での作業では、水野さんや他の方の指導方法や作業方法をよく見聞きさせていただきました。指導方法は理論的で分かりやすく、重要なポイントを的確に押さえて、テンポ良く伝えていました。作業方法はその動作の必要性や意味、正確にコントロールすることなども重ねて教えて頂きました。
 今回参加させて頂き、自分の不安定な作業方法や伝達の仕方により、仲間に怪我や最悪の場合は生命に関わる様な事が起こっても不思議ではなかったと心の底から感じました。今後は初心に戻り、自分の持つ欠点を克服し、今までの事を深く反省しこのワークショップで気付かせて頂いた非常に多くの事をふまえて、確実に行動に移して行きたいです。仲間と自分の安全が守られ、みんなが楽しく、安心して林業に携わって行ける為に、また、この地域に林業がしっかり根ざして行くためにも。
自分の意識を根底から変革するきっかけを与えて頂きました。
水野さんをはじめ三日間、お世話になった皆様、大変貴重な経験有難うございました。

                     (M.I.さん 長野県)



 今回、水野さんの手伝いということでチェンソー講習に参加をさせていただきました。講習が終わり、手伝いのつもりでしたが、私自身の学びがとても大きかったと感じています。3日間のチェンソー講習で一番の収穫は、実際の現場を経験されている方と接点を持つことができたことでした。
 現場で実際に活動されている方がとても熱心にチェンソー講習を受講されていたことに刺激を受けました。なぜなら、現場経験者が作業の一つ一つをこんなにも真剣に見直そうとする姿を見たことがなかったからです。初日と翌日に行った「作業の分解と再構築」のワークショップでは、受口と追口を作るという作業だけでも、見直すポイントは山のようにたくさんありました。ワークショップを行う中で自分の考えと違う考えがあるとき、どうしてそのように考えているのかを話し合うことで納得したり、意見を発したりする現場人というのがとても新鮮に感じました。私もワークショップに参加させていただくことで、現場で働く人の考え方と私がいかに考えなしに行動していたかということを学ばせて頂きました。一口に伐倒と言ってはいるが、たくさんのことを短時間に考えて作業していて林業技術者というのは本当にすごいなと感動していました。
また、現場の方だけでなく、事務の方も参加していると知りとても驚きました。そして、事務だけでなく現場も理解しなくてはならないという意識の高さにさらに驚きでした。言われてみると当たり前かもしれないですが、本当にその通りだと思い、とても勉強になりました。このような機会をいただくことができて感謝しています。
 今回の講習に学生の私たちを誘ってくださり、ありがとうございました。

                   (H.T.さん 岐阜県立森林文化アカデミー1年生)




 3日間、お手伝いの参加でしたが、半分以上、自分も参加者側でたくさん勉強させていただきました。実際に現場で働いている方と話す機会は、今まであまりなかったのでとてもいい刺激になりました。どちらかというと指導者向けの話しが多かったですが、自分も工場で働いていた時、新人の指導で悩むことがあったので、その時のことを思い出しながら話しを聞かせていただきました。林業の世界だけでなく他でも通用するような話しも多かったと思います。
夜のワークショップには自分たちも参加させていただき、とても勉強になりました。「作業の分解と再構築」で、木を一本倒すだけでもすごく多くのことを考えて作業している。そして、ひとつひとつの作業が怪我につながりまた、会社の経営を苦しめることになる。そこまでイメージはしづらいですが考える必要があると感じました。
お手伝いとして至らないところも多かったと思いますが、とても、勉強になり充実した3日間になりました。自分も仕事するようになり指導する立場になったら今度は参加者として受講したいです。
                   (R.K.さん 岐阜県立森林文化アカデミー1年生)




<林業の『怖さ』をつきつけられる>
『今までこれでよく死なずに、しかも誰も殺さなかったなぁ・・・俺』
これが3日間を通して私の口から出てきた率直な感想です。ワークショップ以来、林業に関わった自分が五体満足でいられる事と誰も傷つけずに済んでいる事の有難さを深く深く噛みしめております。同じくらいに現場に出る怖さも。

<正しい姿勢がとれていない>
この3日間で、現場において根拠なく「何となく」を重ねてきた俺は、打ち砕かれて、粉々になったのでありました。林業に携わって2年目。蓄積はないに等しいと思っていたけれど、まさかここまで自分に何も身についていないとは・・・
他参加者さんとの技術・知識・意識の高さを目の当たりにするのと、実際の講習で突きつけられる自分の「できなさ」。俺は林業やっていていいのかとも思いました。「受け口」「追い口」とかいう以前に取るべきチェーンソーの正しい姿勢がなってない。始まりが正しくないのだから、その後に続く一連の作業が出来ないのは当然の理屈。
 「正しい姿勢」が取れていないという事がわかった(腑に落ちた)のは今回のWSでの一番の収穫だと思っている。この事は自分の中では象徴的であった、
①具体的な行動としての「姿勢」と②林業に臨むという「姿勢」(態度と言い換えてもいい)がなっていないのだと痛感している。

<寝ないで感じた一期一会>
「『分解』と『再構築』」はこのワークショップのキモだったのではないでしょうか。この作業で「何故、それをするのか」の答えが明確になり、確実に作業をする上での意識が高まりました。作業中の一挙手一投足を意識化・言語化するというこの試みは、本当に刺激的だった。寝ないでやるというのも、どこか儀式めいてたり((笑)。このメンバー、この時間、この場でしか作り出せないものが出来上がり、独りでエキサイティング且つ一期一会だと感じ入ってました。

「伝える」とか「ワークショップの作り方」とか、自分の中では他にも課題にしていた事があったのですが、上記の通り、そもそもの「姿勢」が問われてしまったのでありました。しかしながら、そこは基本的「M」体質。グズグズにされてく自分もまた楽しめたのでありました。この3日間での経験が、どのように自分の中で熟成されていくのか楽しみです。腐敗ではなく、ちゃんと発酵できるように大事に大事に育てていきたいと思います。まずは正しい姿勢がとれるように。

最後にワークショップに携わってくださったすべての方に深謝申し上げます。
ありがとうございました!!

                   (T.H.さん 長野県)