林業事業体として、
イロイロ注目を集めている総合農林さん。
既成概念にとらわれない着眼点、
それに基づいたヴィジョン、
とても勉強になりました。
若い現場スタッフたちのやる気が
もっともっと膨らむことを期待しています!
濃密な感想文をいただきました。
お読みください!!




森林組合で作業班長をしています。
現在31歳という事もあり、共に仕事をする作業員は年上ばかりです。
ベテランもいれば初心者に近い年上作業員もいます。
その中でいつも考える事があります。それは「作業の共通認識をどうとるのか」という事です。
「この木をこっちに倒して」
このフレーズには私なりに沢山の意味が隠されています。
ですがそれは作業員それぞれ受け取り方が違うのも事実です。「わかった」と言っても、私がイメージしていた仕事とは違う結果を招くことは、しばしばあります。
「間伐」という作業はあっても、現場によってニュアンスが違います。この絶妙な違いをどう共有していくのか、チームとしてのズレをどうなくしていくのかを課題としてこれまで取り組んできました。ですが私の力不足もあり、劇的に上手くいっている訳ではありませんでした。

今回水野さんの「作業の分解と再構築」というワークショップに参加させて頂きました。
「これなら作業員との作業に対する共通認識へ一気に近づける」と実感しました。それだけ「作業の意味」を実感できる内容でした。
お世辞ではありません、会社としてより良い仕事の為に、そしてより良い山づくりの為に必ず活かしたいと思っております。
一番は森林組合単位でやると面白そうですね。嫌々やっていたおじ様方も、最後には剥きたての卵の様に生まれ変わって出てきそうですね(笑)是非取り入れて欲しいと思います。

「作業員教育って、ただの言葉じゃないんだな」そう感じる時間でした。ありがとうございました。

                 (T.I.さん 耳川広域森林組合班長)



【作業員リーダー:Y.M.さん】

私は現在トレーナーとして5人の指導を任されていますが、主に人を導く「コーチング」の面で色々と行き詰ることがあり今回のワークショップを1つの契機にしたいと思っていました。

今回のWSの大部分を使った「作業の分解と再構築」は、自分が指導をしている人達の理解度を明らかにする上でとても効果的でした。「あれ、そこが分ってなかったんだ?!」といったことが多くあり、『言うのと伝えるのは違う』、『人は忘れる生き物』という水野さんの言葉が重みを持って感じられました。

「作業の分解と再構築」で明確になった作業内容を「なぜそれができないか?できるようにするためにはどうすればいいか?」というところまで掘り下げると、現在の課題と改善策が浮き彫りになるようでした。とにかく具体的に改善策を練りあげることで、実効性のあるものになるなと感じました。

また、今回私は現場作業員の1人として森林作業員向けの講義も受けましたし、トレーナーとして管理職向けのお話も聞く機会に恵まれました。どのようにチームを作りどのように各々を導いていくのか。色々な視点からヒントをいただけました。

どれだけよい教育・指導のシステムを作ったとしても、そこに人と人の心の行き来が活発になければダメなんだなぁと感じ、改めてトレーナーとして自らのあり方を正していかなければと身が引き締まる思いです。




【作業員:S.T.さん】

今回の講習では沢山の知識に触れることが出来ました。これをどこまで自分の為に理解して活用できるか、これからが楽しみです。33歳にして、初めてはぐれメタルに遭遇したような気持ちです。「作業の分解と再構築」では、自分の現場での行動を再確認し、仲間の普段聞けない考えも聴けました。すでに作業員間での会話の量と質が変わったように感じています。貴重な機会を頂きまして誠にありがとうございました。




【作業員:Y.M.さん】

今回のWSを終えて非常に濃い三日間だったと感じました。
そして、今回学ばせてもらった内容の一部は、薄々は感じていたが自分の中で漠然ととらえすぎており、自分が危険な作業を毎日行っているという認識が甘いと痛感させられました。

また、今回のWSの大半の時間を割いて行った「作業の分解と再構築」では、少ない時間の中で、膨大な量の情報を処理しその得た情報をもとに自分がどうやって動いていたのかということを知ることが出来ました。

WSを終えた後、現場で作業する中で一つの動作をより明確なビジョンを持って行動に移すことが出来るようになったのが自分の中で大きな収穫だなと思っています(まだまだテンパることも多いですが…)。

今回学んだことを全部やることは難しいことですが、一つ一つ「分解と再構築」を行い自分のものにしていきたいと思います。




【作業員:H.K.さん】

研修1日目の座学では、林業の労災保険料率が格別に高いことにとても驚きました。それだけ危険な仕事に就いていることを自覚し、災害を無くすための努力が必要だと感じました。また、認知的不協和の話もとても考えさせられました。自分に都合の良いように考えていた時があると思い知らされました。これからは、ありのままのリスクを判断するように努めたいと思います。

「作業の分解と再構築」では、1つ1つの行動を細かく書き出していきました。実際に書き出すと、作業中にとても多くのことを考え行動していることに気付きました。書き出した1つ1つの行動をとらなかったらどうなるか…ということも書き出し、最終的な行きつく先を考えると背筋が凍る思いをしました。最終日には第3段階(実際に私たちは何をしなければいけないのか)まで進むことができましたが、全部ではないので、しっかりと完成させたいと思います。

まだまだ経験が浅く、スムーズに作業できているとは言えないかもしれませんが、これからさらに経験を積んでいき、もっともっとスキルを磨いていきたいと思います。そして行く行くは、会社・チームのために還元していければと思います。




【作業員:Y.K.さん】

今回、三日間でいろいろたくさんの事を考えさせられました。 特に「作業の分解と再構築」で「移動」「受け口」「追い口」の三つの作業について考えました。たった三つの作業の事なのに、ひとつの考えや行動にたいしてたくさんの意見や考えが出て驚きました。そのたくさんの意見や考えの中で自分がまだ未熟な部分について良い意見も出ていたので、参考にして良い仕事ができるようにしたいです。焦らずひとつひとつ、目標をクリアしてどんどん上のレベルに持っていきたいです。そしてひとつひとつの積み重ねを大事にし、「優秀な社員」「立派な社会人」として認めてもらえるよう努力を怠らないようにします。三日間、ありがとうございました。




【作業員:H.S.さん】

自分はこの研修で、会社のことやチームのこと、安全のこと、道具のこと、作業のことを事細かにすることで、知らなかったこと、知ってはいたがたまにやり忘れてしまうことの確認、そして、1つ1つの意味を知り、大切さをしっかりと学び返すことができました。人は忘れてしまう生き物だけれど、そのちょっとしたことも忘れぬよう、学び続けていきたいと思うきっかけになりました。




【管理職:K.H.さん】

宮崎での研修、ありがとうございました。水野さんのお話をお聞きするのは2度目となりました。今回の研修は管理職側(現場指導者ではなく事務方)が「指導」や現場作業員と一体となって日々の業務を進めていくための「在り方」を学ぶとともに、現場作業員が高度な”知的”労働をしていることを改めて見直す良い機会となりました。お陰様で今後、上司でもあり事務方でもある私が、作業員に話しかけるべき内容にオプションが増えたように思います。

私の中で共感を覚えたキーワードは「指導」とは「ティーチング2割、コーチング8割」でした。これは「指導」とは何かを理解している人にとっては当たり前の事ですね。私は常々、教育・指導の主役は「教わる側」だと認識しています。ですから教える側の「俺の教え方」とか「俺の考え方」っていうのは存在したとしてもそれはさほど重要ではなく(むしろ害になることが多いですね)、優秀な指導者とは正しい知識・技術を伝えるのはもとより、ありとあらゆる「教わる側」に柔軟に対応し、様々な方法で物を伝えられる、最適なタイミングで後押ししてやる、あるいは感情を動かせる-感動を与える-人のことを指すのだと考えています。

よく、「俺は正しいことを教えたのに、全然成長しない。」と愚痴っている人を見かけますが、そのティーチングが満点だったとしても役割の2割しか果たしてないのですから、成長しなくて当然ですね。

また水野さんもおっしゃっていましたが、指導者とは「教わる側」とって自身が成長するための便利な「道具」です。「使いにくい道具」では成長できませんよね。逆に指導する側が「教わる側」を使いにくい道具などと見ているようでは、目も当てられません。

「あ~っ、いつになったら林業業界がこのことに気付くのだろう…。」

ドラスティックな動きでもなければこの業界は変わらないのでしょうね。それとも静かに変わるのを長い時間待つのか・・・。

それと、もう一つ共感と言いますか、納得と言いますか。一か月前に同じ内容の講義を聞かせていただきましたが、私の中で既に忘れていたことがありました。「エビングハウスの忘却曲線」、その通りですね。今回はしっかりと復習します。




【管理職:Y.K.さん】

研修では3日間、大変お世話になりました。
今回の研修で感じたことを箇条書きですが、お伝えしておきます。

・自分で勝手に解釈せず、なぜその言葉を書いたか、どうしてその表現をしたのかを丁寧に問いかけることが大事。会社では「なぜ?」の部分は大切にしていて、そこは自分もある程度できていると思っていたのですが、もっと丁寧にしたほうがいいと思った次第です。
・自分はあんまり気の利いたことが言えないので、教えるよりも回答待ちのタイプのほうなのですが、もっと回答を待って、急がせなくてもいいのだと認識しました。(もちろん、じっくり時間の取れるときに限るけれど)

・違いを大切にした上で、合意をきちんとすることがとても徹底されていて、これを経験した彼らは、今後の決め事でこんな風にするんだろうなあと思いました。

・第3階層の徹底した「どうしたら?」は、とてもためになりました。全員が深く考えることができたと思います。特にメンタルな部分まで、きちんと回答を求め、踏み込んでいたことがよかったです。メンタルがまだ不安定な子もいるので。でも、それも当たり前で、「どうしたら?」って考えを出し合うことで何とかできるんだと思いました。

・普段の作業を分解しているところを見て、「できているかできていないか」と、「わかっているかわかっていないか」は異なるんだなあと改めて認識です。今後、先輩は後輩へどんどん伝えていかなければならないので、とても大切な学びになったと思います。

・うちの子達はそんなに器用なタイプの子はいませんが、逆にできないことを少しずつクリアしてきているので、ひょっとして最初からできる子よりは分解ができてたのかなあと思いました。(少し親ばか目線)

・考えを書くことの大切さを再認識しました。しゃべるのが苦手な子も、きちんと意見を出せていたので。(多分、本人の自信にもなったと思います。)

・全体を説明しておいても、とりかかる前にもう一度説明して、わからない人がいないようにしておくのが大事だなあって再認識です。(だって忘れちゃいますものね。)

・お互いの性格、感性がより深く理解できたのと思います。これは、今後の私たちにとっていい方向に働くと思います。

・自分の作業について自覚を持ってすることで、責任を持った仕事につながると思いました。全員、ひとつ大人になった感じがします。

・作業に潜む危険を視覚化でき、今まで以上に共有できたと思います。改善点を実行してさらに上を目指さないとですね。

・事業体によって出てくることに癖がある。現時点の事業体の問題点が浮かんでくる。ということに納得しました。それを見ていただいた上で、外からの会社に対するイメージや評価を伝えてくれたことが大変よかったです。外の人に評価されることは、モチベーションのUPにとても大事だと思っているので。

と、こんな感じです。
まとまりのないメールになってしまい大変申し訳ありませんでしたが、ほんとうにありがとうございました。