「尼寺」参加者から感想文をいただきました。
研修会で、多数の男の中の女は接してきましたが、
「女ばっか」は、初体験。
関心有ることと無いことに、
こうもハッキリしているのか?
まるでネコじゃないか。
あの環境の中で、ブレず乱されない術を得るには、
まだまだ、修行が必要です。
精進します<(_ _)>

感想文、第1号をお読みください。



これまで私は“モヤっと”を感じて作業をしていました。
現場経験が激浅とはいえ、先輩方の指導はとても解りやすく、質問にも丁寧に答えてもらえるのに何故こんなにモヤっとするのだろう…一体何をどうしたらスッキリするの???と家でもモヤっと過ごしておりました。

 このさっぱりお手上げだった私のモヤっとの正体、研修を通して見えてきました。
① 作業に区切りがなかったこと
② 危険か否か・必要か不必要か等の判断材料が明確でなかったこと
 この2つがその大きな原因であったのだと思われます。
① について
 例えばその場に止まり行う作業で一区切りという様に、意識に区切りを付けることで常に状況が変化 していくことが感知しやすいのでは、
 また「これでいいのかなぁ…う~ん…」などと中身のない不安を引きずり臆病になる自分を、区切りご  とのゴールと安全確認で納得させることで、スムーズに次に進めるのではないかと思いました。
② について
 先輩より「材の動きをよく見て」という言葉はいただいていました。見ているつもりでした。
 しかし私の“力の働き”に対する認識が随分でたらめなことを知りました。
 広い視野を持ち、常に変化していくことを念頭に置いて、“力の働き”を観察して判断を重ねれば、危  険と無駄のない動きが身についていくのではないかと感じました。

 短い短い3日間でした。
しかし、これまでの自分の吸収の悪さを知るには十分な3日間でした。
「今まで何してたんだっけ」と思うのに、そう時間はかかりませんでした。
それからのWS『分解と再構築』には苦しみました。
「分解する前に、構築させてくれー…!!!」と心で叫びながら、構築しながら分解するという迷路に新米尼たちは迷い込んでおりました。
(こんな初心者向けにWS『構築と必要性』なんていかがでしょうか。)
しかし、分解作業を進めていくと自分の持っていなかった視点を仲間に教えてもらい、「なるほど!」と思うことが沢山ありました。
実際私たちが行ったのは第一段階の『分解』がメインとなりましたが、今後『再構築』がきちんと出来るよう、持ち帰った模造紙を中心にこの仲間が再び集まれる日を楽しみにしたいと思います。

 『尼寺』を終えてみて、「女だから」と思っていたアレコレは、ポジティブもネガティブも丸めて全てどうでもよく思えました。
「力の弱い、要領も悪い自分が、やりたいことをやる為にやるべきことは何なのか」それをまず考えていこうと思います。
老若男女私のようなひとはいるはずで、そんなひとにいつか自分の学んで感じて考えたことが伝えられるような人間になれたらと思いました。

 最後に、
3日間学びを共有してくれた参加者の皆さん、根気強く見守ってくださったスタッフさん、初の試みと聞く『尼寺』に全力で取り組んでくださった水野さん、衝撃的で素晴らしい体験を本当にありがとうございました。

                 (H.N.さん 長野県)



今回研修会に参加した目的は、現場作業の知識を得ることでした。現場で木を倒し、運ぶことができるようになりたいと常々思っていました。現場で経験を積むことが少ない中、数ではなく、質で技術を習得したい。と思い研修会に参加しました。

今回研修に参加し、知識を得たというより、考え方を変えよう。という“考え”を得た気がします。
 選木の際に気をつける点、密度管理の方法、どれも一度「聞いたことある」話でした。それが説明できない=理解していない。ということを思い知らされました。「日常の業務には出てこなかったし・・・。」「説明する機会もなかったし・・・。」と言い訳を出せばきりがありません。これが私の思考の癖なのだと分かりました。
 伐倒の際にも、普段なんとなく伐倒方向を決め、もしくは先輩から指示され、その通りに仕事することに慣れていたのだと思います。「どうしてこの方向なのか?」「もっと違う方法はないか?」といった疑問はなく、言われたことをやるという日々になっていたことを知りました。
理由も分からずに作業することがどれだけ危険な事か、作業の分解と再構築というワークショップをやりながら感じました。全ての作業に理由があり、それをしないと怪我をしたり、最悪の場合は死亡します。自分がとても危険な場所で仕事をしていることを頭では考えていたつもりでしたが、行動が伴っていない。ということは、危険な目に遭うし、遭わせてしまう可能性があるということを今回再認識できました。実際の行動を起こせるよう、4人でつくった「分解と再構築シート」をまた集まって、しゃべくりながら完成させたいと思います。
この3日間、水野さんは女子の「おしゃべり」にたじたじになったかと察しますが、女子はしゃべることで頭を整理させる生き物なので、うるさいな~と思いながらも見守ってやってください。今回は新たな友人もでき、とても有意義な時間が過ごせました。今後ともこの出会いを大切に。しゃべってしゃべって、たまに頭と身体を使いながら女子でもできる林業を続けていきたいと思います。本当に3日間お世話になりました。


                 (A.Y.さん 長野県)



 女性ばかりの林業研修プロジェクト「尼寺」に2泊3日で参加させていただきました。チェーンソーを何度か使っただけの未経験者として参加したいと申し出たところ、近々に林業初級者のしかも女性ばかりの研修を行う予定があるので一緒にどうかとお話をもらい、急遽の参加となりました。
 実践はもちろんですが、広くは日本の林業の歴史や、補助金のためにおきている山の現状、「人は忘れる」という習性の中で人材をどのように教育していくべきかなど、林業だけではなく「仕事」全般にも通じる講習に、考えることが追いつかないほどでした。
 一般に「危険」と思われる業種の保険料率や、林業における危険回避の合理的な方法についても理解しやすい切り口だと感じました。「買える安全は惜しまずにきちんと買うこと」選ぶ道具の注意点など、これから初心者として入っていくにあたって大きな心得となりました。起きやすい危険についても、作業中に都度その角度・体勢・状況からおきやすい事故の例などを聞けたため解りやすく、より注意して行動しようと腑に落ちやすかったです。
 受講前は「3日間が最短の研修期間であるため、できる限り3日間の参加をおすすめします」と伺っていましたが、確かに3日間があっという間。濃厚+濃密な研修時間でした。
 また林業経験が1年程の研修生のみんなと受講することができ、体格も同じくらいだったので(運動神経は比較になりませんが…)、女性ならではの日々の注意や体の使い方、道具の扱い方など、細かい点をきめ細かく聞くことができたのも「尼寺」プロジェクトの良さでしたね。
 勝手気ままな猫と言われた「尼猫」’Sの新人としては、「そんなに驚かれることなのか…」と目からウロコだったり、言われてみて気づくことが沢山ありました。脳みその使い方が違う生き物同士が共同作業をしようとした時に生じる、現場の混乱を垣間見たのでしょうか(?)。 
 まだまだまとまっていない事も沢山あるのですが、そんな感想をもった3日間でした。貴重な機会をいただき、またドンくさい素人にもわかる言葉で説明してくださった水野さん、スタッフさん、研修を通して仲良くなったみんなに改めてお礼申し上げます。              

                 (T.M.さん 長野県)