岐阜県立森林文化アカデミー1年生スペシャル
「うぶ寺」6回シリーズが始まりました。
今年は新卒1名、転職組4名と、ちょっと多め。
総じて意欲高めで身体能力低めの傾向。
行く行くは現場志望でないにしても、
現場を軽んじない姿勢はとても好感が持てました。
研修を二日終えて、伐倒本数0本。
前半の3/6回は、伐る前に身につけて欲しいことを勉強します。
感想文をお読みいただき、雰囲気を感じてください。


おはようございます。昨日、一昨日と「うぶ寺」に参加させて頂きました
アカデミーの”りへい”こと〇〇〇〇です。
まず、とても内容の濃い〜二日間の講義と実習ありがとうございました!

経済的にも体力的にも大変な林業の世界に入ろうと考え、通うことになった
アカデミー。入学してまだ間もない中で林業を全く知らない私は日々の勉強を通して、またこの岐阜で出会う方々(学校の仲間や先生方、地域の方)から頂くお話を通して林業の奥深さを感じています。そして難しさも。

そんな折、学校の先輩に奨められて参加することになった水野さんの「うぶ寺」。
今回の「うぶ寺」における私の一番の収穫は、おもしろおかしい!?心のこもった熱い指導をして下さる水野さんに出会えたことです。まだお会いして二日間しか経っていませんが本当にこれにつきます!!

少ないながらも社会人を経験してきた身として、どんなに技術や知識を持っていてもそこに裏付けされる熱い想いとお人柄がその方をなす一番の軸であり魅力に繫がると私は思っています。そういう出会いが人生のなかでどれくらいあるか。それが大切だなぁと思います。偉そうなこと言えませんが・・・笑

さて、前置きが長くなってしまいました。
今回の「うぶ寺」での私の目標は林業の現場における知識とそこで必要とされる正しい技術を少ない頭でいかに吸収して少ない体力でいかにこなせるかを体得していくことです。
自分の今後の働き方を考えた時に、現場であればもちろんのことそうでなくても現場でのスキルを学ぶことは全てに通じていくことだと思っているので一所懸命に取り組みたいです。
また、周りの仲間は皆男性ですので体力ではどうしても劣ってしまいます。頭も良い人たちなのでそこでも劣っていますが・・・
そんな中で私ができる最大限のポテンシャルをどのような形で発揮していくのかを試す場でもあると思っています。

1日目の講議で印象に残ったことは、現場(山)を見る目を養うということです。これは机上で学び頭で考えることでは養えないですし、例えば将来残す樹を決めていく時にその樹のどこが良くて(太い・通直・傷の有無・病気・又・折れ・欠頂)どんな形で利用するのか、またその樹を残すために間伐する樹を決める時にどの樹を間伐すると残る樹に最大の良い環境を与えられるのかを的確にしかも瞬時に決めるスキルが必要であるということです。実際の現場では、200本/人・日間伐で実践されているところもあるとのお話でそうなってくると秒単位での仕事が求められ、且つ的確に選木し、しかも安全に周りの樹を傷つけずそして環境負荷を小さくした伐倒技術が必要になります。
そう考えると現場における林業は非常に高度な技術を駆使して行う仕事なのだということがわかります。一朝一夕で培われる技術ではないということも理解できました。
最後のチェンソーの取り扱いにおいては、水野さんが一つ一つ丁寧にチェンソー内部の機構から実際にスイッチを入れて駆動して玉切り?コースター切り?するところまで一つ一つの動作にすべて注意と意識を持つことを忘れないようにと教えて下さりとても分かり易かったです。特に、伐った後は必ずブレーキをかけること・伐る位置を定めてからブレーキを解除することが大切でその動作をきちんと体得して体で覚えることが必要だと感じました。また、体に負担を与えない動作と姿勢についても教えて頂いたので特に私のようなヒョロっとした要間伐に値するような者にとっては負担軽減はとても重要です。

そして2日目。この日は一日ロープワークでしたが、一日では足りないほどアッと言う間に過ぎロープの力と魅力に引き込まれました。
ロープワークの基本は、「タイ・ドレス・セット」であり特にドレスを決めることが最終的にワークを成立させるのだということを教わりました。ここにも一つ一つの丁寧な仕事が求められ、且つ迅速さも必要になります。
頭で考えれば考えるほど混乱をきたすロープのループにはまり、最後のタイムトライアルでは焦りもあって現場では考えられないほどの時間を要しました。
でも、こういう技術を学べる場が果たして現場にあるのかな?という疑問が出てきました。水野さんから、現場では「これをこうやっておいて〜。じゃ後は宜しく。」と半ば放置とも言える現状があることを知り、この「うぶ寺」での学びは本当に貴重でこれからの財産にもなると感じずにはおれませんでした。現場、恐ろしい・・・

すべての行動に意味がある。そしてその行動がすべてを決める。
林業という仕事の難しさと楽しさがそこにはあるのかなぁとまだまだひよっこの私が言うことではないのかも知れませんが、そんなことをこの2日間で感じました。

まだ、4日間あります!!そのことがとても嬉しいです。
水野さん、ありがとうございました!
そして、また宜しくお願いします!!  

                 (森林文化アカデミー1年 R.K.さん)




(1)頭では分かったつもりでいても、いざ本番になると体が動かない

 ロープワークにおいて、一つ一つの結び方はできても、一連の作業の中で
行うと焦りもあってか、思うようにできませんでした。効率的かつ安全に間伐
作業等を進めるためには必要不可欠の要素であり、正確性とスピードが要求さ
れます。なぜ、そこでその結び方が必要なのか、なぜその角度にしなければな
らないのかなど、力学的に理解した上で、瞬時に敷設し、確実に伐倒できるよ
うになります。
 また、雨が降り出した際、ビニールシートで雨よけを作るなど、何事にも応
用できる技術であることがわかりました。

(2)正しい姿勢の重要性

 チェーンソー操作において、正しい姿勢が安全で疲れにくいことを学びま
した。チェーンソー操作の経験はごくわずかですが、無意識のうちに癖がつい
ていることを認識しました。iPadで実際の操作を録画して、悪い点を指摘され
るのは、すごくいいです。やはり、ただ指摘されるより、自分の目で見ること
で、気づきと納得を得ることができました。

(3)全体の感想

 理論と実践のバランスが秀逸でした。単なる使い方の講習では、様々な状況に対して、臨機応変に対応するスキルは身につかないと思います。「なぜそうしなければならないのか」を常に意識し、現場で瞬時に判断し、動けるようにならなければ意味がないと強く感じました。最も優先しなければならないのは、「安全」であって、「効率」だけを追い求めてはなりません。この講習を通して、「何が正しく、何が間違っているのか」、セオリーを習得します。

                 (森林文化アカデミー1年 K.E.さん)





 7月5、6日の講習ありがとうございました。お酒を飲みながらの感想文、失礼します。
 水野さんの講習会行ってよかったなーと思っています。なぜか?それは、アカデミーの先生にはいない人柄に触れ違う見識を知ることができたからです。現在、林野庁で林業再生プランとして掲げている高密の路網整備を、数年前からドイツのフォレスターが、これはいかんと言っていた、間違いだったと言っていたよと、言う人は僕の知るところアカデミーにはいません。〇さんは言うのかもしれませんが、僕はあまり話さないので。ふーん、そっかーと思いました。
 あと、ロープワークは面白く、楽しかったです。ひも、ひとつで、結び方で、外れなくしたり動くようにしたり外れなくしたり、ものは使いよう、表現できませんが、感動しました。すげーなと。とても、身に着けたくなりました。おもしろいです。ロープに命がかかるから、かな、とも感じました。
 感じていることは、多々あり、感じるであろう予感も多々ありますが、今、表現し得るは以上です。
 恐ろしい稚文、すみません。20日よろしくお願いします。


                 (森林文化アカデミー1年 K.N.さん)




 今年は、アカデミーの受講生が5名と多いことと自分の復習にもなると思いお手伝いで参加させて頂きました。今回はロープワークがメインの講習会で自分も先輩として後輩に教えていく立場になると、うまく説明ができずもどかしさがありました。自分もよく使用しているもやい結びはある程度説明できても、モヤっと覚えている南京結びはうまいこと説明をすることができなった。やはりちゃんと自分も理解していないと人には教えられないと感じました。
 あと、思っていたよりロープワークに時間がかかり次に予定していたプログラムに移れないのはもったいないなと感じました。事前に僕らがもう少しロープワークを教えておいてもよかったのではないか、という想いはありました。
 また、次回もお手伝いで参加するので後輩たちのフォローと自分がどう人に分かりやすく教えるかをもう少し意識することができればと思います。


                 (森林文化アカデミー2年 R.K.さん)




最初に、切り捨て間伐された山をみて驚いた。「えっ」と思ったのが、最初の印象だった。間伐材は、現場に捨てずに市場に出し、きれいに整備(切り捨て材などない)された山が良いと思っていたからだ。

 講義ではまず、木が生長する上で一番重要なこと、それは、“土(地位)”と“光”であることを学んだ。
 切り捨てられた木が表土流出を防ぎ、いい土(地位)になる。市場に出しても赤字になってしまうような木は、等高線沿いに切り捨てることによって、ゆくゆくいい山になることに驚いた。(当初持っていた常識がひっくりかえった。)

 また、その山を知ることの重要性を学んだ。
・ 相対幹樹比 (樹高をはかるときは、木を1本切って測ればいいという言 葉が印象的でした。)
・ 形状比
・ 現場の切り株の状態から、過去の間伐有無、間伐した年代を推測するなど。

  その山が健全かどうかは、山を見ればわかる。その術の一部を学んだ。
 
 そして、間伐するときのポイント
・ 何本切らなければいけないか
・ その中で、優良木はどれか → 残す木
・ 劣等木はどれか → 伐木候補
  曲り、折れ、傷、又、細いなど
 上記のような目線で、伐木候補の選定を行った。
木を全方向から確認し、上空をみて優良木がより光合成しやすくなるには、どの木を切らなければいけないか。まだまだ見極めが難しかった。
 一番のポイントは、“迷ったら切れ”ということ。これは、とても参考になった。
そして、1年間で、ヒノキの枝が何cm伸びるかを踏まえて、樹冠を見ることが重要だと思った。

【一番印象的だった学び】
 「安全が何よりも第一」であること。「安全と効率を天秤にかけること自体が間違い」で、リスクをどれだけ減らせるかが一番重要であること。

  現在、ロープワークを中心に学んでおり、本格的なチェンソーの操作は次回以降であるが、安全に対する意識は、今後も忘れずに行おうと思った。

                 (森林文化アカデミー1年 I.I.さん)



全6回のうち2回の講習が終わりました。
当初抱いていたチェンソー講習のイメージとはちょっと?違ったものでした。
いきなりチェンソーでバリバリと木を切るのかと思いきや、まずは座学で山つくりの基本的概念や作業する際の考え方などを学びました。
林業について勉強し始めて約三ヶ月がたち大まかなことは知っているつもりでしたが突っ込んで何故?何故?と聞かれると分からないことばかりで大変勉強になりました。そして勉強がまだまだ足らないと痛感しました。

「林業はゴール(収穫)から逆算していく必要がありゴールを考えた計画を立てる必要がある」
大きな話になってしまうが、そう考えると植林され放置されている日本に多くある植林地はゴールが決まっていない状態ではないでしょうか。日本の林業にとって今最も必要なのはその場しのぎ的な施行ではなく、その森林の木材生産のゴールを決めるということではないだろうか?と疑問に感じました。

「100本伐倒すると100パターンが存在する」
「作業一つ一つを意識することで安全かつ生産性の高い作業ができる」
普段生活をしていくなかでここまでなにかの作業に対して細かく意識してきたことはありませんでした。チェンソーを扱うのも体に無理のないフォーム、刃に極力近づかない距離、常に安全装置をつけておくなど作業一つ一つを意識するようにする。その時には面倒と感じるかもしれないが、精神的なゆとりを生むことで集中力を持続することができる。それが結果として安全な作業に繋がり、怪我を極力防ぐことでトータル的な生産性が高まるといったもので大変合理的な考えであると感じました。
また、ロープワークでは基礎的なものを学びました。ロープワークが素早くできることがロープを使った作業の面倒くささを無くし、安全な作業をすることが可能となる。
常に考えて一つ一つの作業をすることが安全かつ生産性の高い作業につながるという水野さんの考えは大変参考になりました。

自分は卒業後、林業の現場にでるつもりはしていません。ですがこの考えはどんな仕事につくにあたっても必要なものではないでしょうか。残りの4回の講習で、安全かつ生産性の高い作業ができるような技術や考え方を身につけれるようにしたいです。
今後ともよろしくお願いします。


                 (森林文化アカデミー1年 S.M.さん)



 うぶ寺STEP1~2と参加をさせていただき、ありがとうございました。
今回のうぶ寺はお手伝いとして参加をした事から、気持ちにゆとりがあったので「水野さんの指導方法を盗む」という目標を立てて臨みました。その様な視点から見た水野さんの指導方法で非常に参考になったのは「まず自分がやって見せる」という事です。
 一見当たり前の様に思うかもしれませんが、これができていない指導者は非常に多く、その様な指導者に限って「そう言うアンタは出来んのかい?」という不信感を抱いてしまいます。実際過去に出会った講師の中にもそう思わせる人おり、私は聞くモチベーションも下がり学ぼうと思う気持ちも薄れていました。
 しかし水野さんは①まずやって見せる、②細かい動作の説明をする、③不明な点は本人が納得行くまで同じ目線で考える、その様な手法をとっていた事から参加者の学ぼうとする気持ちを高めてくれます。この様な指導方法が大切なのだと感じました。
 さて残りのうぶ寺は4回です。今後も水野さんからテクニックや思想をどんどん盗ませていただきますのでよろしくお願いします。

                 (森林文化アカデミー2年 K.T.さん)